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真・うかつ絵日記
日々うっかり
大物の条件
2004年05月19日(水)
<真うかつエピソード1865>
昨日のダビスタ04話の続き。
生涯成績29戦14勝、本賞金4億6100万円。総賞金9億6580万円。G14勝、コースレコード3本持ち。これだけの成績を残しながら、どうも大物ではないと馬主に思われている「ザワールド」号。その理由は、昨日のイラストが示す通り、シャドーロール付の超臆病馬だったから。競馬新聞の予想も、5つあるうちの4つがグリグリの◎の時でも、勝負根性を気にする評論家がつける真ん中の印はいっつも白いまんま!
しかし、こういう馬の中には逃げさせると大化けするのがたま~にいて、ザワールド号もそういう臆病すぎから転じた優秀な逃げ馬でした。ゲートが開くと同時に猛ダッシュでハナを切り、2着以下に10馬身差はつけてそのままゴールとゆー、サイレンススズカも真っ青の大逃げを決めて勝つ、というのが彼の必勝パターン。
こういう勝ち方を否定するワケではないです。でも個人的には後方から最後一直線を駆け抜けてゴール・・・ってのがスタイリッシュな勝ち方ではないかと思うのですね。そして、こいつの一歳年下にそーゆー勝ち方が得意な馬がウチの牧場にいたんです。その名は「クレムリン」。生涯成績33戦23勝、本賞金9億3600万円、総賞金19億2700万円(ついにオペラオーの記録を抜きましたヨ)、G1は凱旋門賞入れて12勝!紛れも無い超大物です。
同じ牧場に生まれたライバル同士の2頭ではありますが、ザワールドは長距離、クレムリンは短距離が得意ということもあってそれ程レースでかち合うことはなかったんですが、それでも5、6回は一緒のレースに出ました。まず例によってザワールドが一気に飛び出し、下位にこれならまぁ大丈夫であろうというほどの大差をつけて逃げて逃げて逃げて、最終コーナーを曲がるのですが、大概最後はクレムリンに捲くられ捲くられ捲くられ、追いつき追い越されるというパターンでして。
そんなワケでザワールドってば常に超大物クレムリンの引き立て役っぽい印象があり、どうしても大物とは思えないのです。
優秀な小物
かなぁ、とは思いますが。
ともかく2頭とも最近引退して種牡馬になりました。ザワールドには母親違いの妹、クレムリンには父親違いの姉がいますんで、お互い種付けしあったら結構面白い馬が生まれてくるかも、とちょっと期待しています。
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