日々うっかり
【真うかつエピソード7031】
前回の続き。
狭い社会での人間関係という新たな苦労をしょい込む羽目になったオイラですが、並行して別の問題も抱えておりました。お風呂の許可下りない問題です。
一応炊事場までの歩行許可は下りていたので、タオル絞って体を拭くことぐらいは出来ましたが、髪の毛の方がどうにもならず、日に日に自分の体臭で夜眠れなくなってきました。これには本当に参ったので、看護師さんとか研修医の先生とか病院のスタッフが来るたびに、お風呂まだ入れませんカー、と相談しまくったのですが、なっかなか下りません。
とか言ってる間についには、
ハエがたかるまでに;
粘って粘って粘る事入院から数えて10日目、ようやく主治医の先生からシャワーの許可を取り付けた日には、人生最大のガッツポーズが出ました。ところで先生が言うことには、
「まぁ、髪を洗うだけだったら炊事場でもできますけどね」
・・・
この時になってようやくオイラは悟りました。偉い男の先生って奴は基本的にデリカシーが無いというか、女心がわかっていないし、こちらから直接猛アピールしない限り、能動的に動いてくれないものだと。
まぁとにかく久しぶりにシャワーを浴びてサッパリしたオイラは多少MPを回復することが出来ました。
その頃病室ではまた新たな動きがありました。オイラの入院していた部屋は比較的トイレから近く、歩行困難だったりおしっこが近い患者さんを優先的に入れる方針だったのですが、ここに新たにそういった患者さんを入れなければならなくなったのです。現在部屋は満室、必然的に一人遠くの部屋へ追い出さなければならなくなったわけですが・・・
結論から言うと、オイラと一番仲の良かった経理の方でした。確かに一番元気そうだったもんなー・・・。
そういったわけでオイラの忍耐の日々はまだ続くのでした。
その15につづく。
←その1。
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