日々うっかり
【真うかつエピソード7436】
サイコロの部屋から最後展開図がパカっと開いて脱出する、というアイデアを思いついたので具現化したゲームです。つかそれ以上のギミックを思いつかなかったので、極めて数学的ロジックからなるゲームです。いや数学じゃないな、算数。
サイコロ展開図と言えば十字架型の奴が有名ですが、それ以外にもいくつかあり、なるべくマイナーなやつ、かつ図面のつながりがわかりづらい奴を選びました。おかげでサクっと解いてもらうつもりが「展開図作って実際に組んで解きました」という報告が続出。それはそれで願ったりかなったりです(笑)。
そういや勇者の歌手デビュー作でもあります。以降色々と歌うことになりました。
【真うかつエピソード7435】
丸投げ外伝シリーズ第二弾です。前作プレシャス・メアリーがサウンドノベルの体をとっておきながらストーリー分岐が一個もなく、小説としてはともかくゲームとしては「風味」に留まっていたため作者としても若干の消化不良を残しました。
その辺りの反省を踏まえて出来たのが本作です。マルチエンディングかつ、MPによる強制終了ありとよりゲーム性を高めました。
主人公は丸投げではそこそこ人気があったと思われるローズ嬢。それでもパラメータの魅力値が高い割にそこまで魅力が伝わんなかったかなー、という嫌いもあり、バストアップイラストなども描き直したりと結構力を入れました。番人(本体)も久々に再登場し、キャラゲーとしてはまぁまぁ上手く仕上がった方かな。手前味噌ですが(笑)。
でー、肝心のノベル部分ですが、今回は吸血鬼モノということでゴチックホラー・・・を目指したかったと言えば嘘になります。実際に目指したのはライトノベルです。オイラにとって吸血鬼モノと言えばブラム・ストーカーではなく菊池秀行なのですヨ。あとスティーヴン・キング。
まぁただ「吸血鬼ハンターD」が好きだからと言ってそういう小説が書けるかつったら、全然そんなワケではなく、それなりに苦労して紡ぎだした記憶が。あと、この作品からルビがつき、「単騎」と書いて「ソロ」とか、結構アレな方面に突っ走ってますが、それはオイラがライトノベルというものは過剰気味に中二っぽい感じを醸しだした方がソレっぽい、という思い込みがあったからで、オイラ本人が中二病ってわけではないですよ、多分。
【真うかつエピソード7434】
しりとりとクイズゲームを融合させよう、と何故か思いついてしまったのでいろいろこねくり回して形になったのがこのゲームです。未だになんでそんなことを思いついてしまったのかが最大のクエスチョン。
ただ作ってみると意外と楽しくて(本来オイラは無類のクイズ好きです)、問題考えてる時が一番楽しかったかもしれません。
クイズゲームは問題の質と問題の数が質を左右しますが、前者はともかく個人製作のflashゲームでは限界があります。それで例によってギミックの方を凝る事にしました。一問答えるごとに複数の部屋に法則性をもって繋がるようにするシステムは太古の名作ゲーム「リターンオブイシター」を意識しています。
前作が過去編かつしんみりした作品だったので、3作品ぶりに登場した番人と勇者のブランクを感じさせないやりとりが個人的には好きだったりします。
「丸投げクエスト外伝・デビュタント」に続く。
【真うかつエピソード7432】
丸投げクエストの外伝シリーズ第一弾です。我ながら折角30人もキャラを用意しておきながら、掘り下げが甘いと思ったオイラによる補完の意味を込めてもの後日談になります。
一応ゲームなので、それなりの遊び要素が必要になります。そこで選んだのがサウンドノベル風味のアドベンチャーゲーム、これならナチュラルにキャラその他の説明をしつつ、ゲームとしても成立します。結果的にゲームとしては大したギミックがなく殆どノベルの様相になってしまいましたが(^^;。
舞台は3代目たちが魔王を討伐し終わった少し後、主人公としてチョイスしたのは、メンバー上位に表示されながら偏屈なオッサンということで、あまりメンバーに選ばれることも無かったであろうラルフ。選んだ理由は単純に私立探偵という職業が、サウンドノベルの主人公として扱いやすかったからです。幸い幽霊のメアリーとそれにまつわるシナリオは非常に早い段階で出来上がりました。
しかし作り始めてしばらく後、ちょっとした壁にぶち当たりました。主人公の性格からして文体はハードボイルっぽいものを目指したのですが、実はオイラはロクにハードボイルド小説を読んだことがなく、ちっとも得意じゃなかったのです。気づけよ、もっと早めに!
とはいえ作り始めてしまったものはしょうがない、学生時代に読んだレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウ3部作の雰囲気を何とか思い出しつつ何とか仕上げたのがこの作品です。オイラの作品の中でも異色の作品ですが、それなりの反響を受け、このシリーズも何作か作られることになります。
それとこのゲームでは背景に実写を多用しましたが、殆どフリー画像です。その中に交じって居間だけ製作当時住んでいた家のリビングの写真を使用、モーガン老婦人お手製の大作ソファカバーもオイラの作品です(笑)。
【真うかつエピソード7431】
前作がロジックパズルだったので次は変えてくるだろう、と思いきや、全く同じジャンルのゲームでした。ただし、前作の反省を踏まえて、だいぶ難易度を下げました(それでもまだ難しいと言われてしまいましたが;)。
今回も名前ネタ仕込んでいます。おまけ寸劇のカミ・アリス含めてすべて駅名です。北海道と滋賀が多いですが、伝統的に北海道と滋賀には芸名っぽい駅名が多いのです、多分。
勇者が魔王を倒して以降、なかなか褒章が払われなかった理由とか、何か唐突に勇者ラジオが始まったりとか、その辺りの裏事情がわかる話です。
「丸投げクエスト外伝・プレシャス・メアリー」に続く。
【真うかつエピソード7430】
2作続けて大作が続いたので作りたくなった賞品、ロジックパズルです。理詰めで表を埋めていく数学的なゲームなのですが、これを公開するにあたって、オイラは一つ大きめのミスを犯しました。難易度が高すぎたのです。
いやー、実は結構子供の頃からこの手の奴が好きで、本を買ってはせっせと解いていたオイラでも、ちょっと難しいカナー、という自覚はありました。でもまぁチュートリアルもあるし、お助け用のflashも別口用意したし(これは後からテストプレイをやっていただいた方に指摘されての追加でした)大丈夫ダローとタカをくくっておったら、世間ではこのスタイルのゲームはあんまり普及していなかったとゆー・・・。ただ、一部パズル好きの方にだけは好評でした。
魔女っこが初主演女優、よく喋る緑の石はここで初登場、また前作に引き続きネーミングにネタが仕込んであります。石の名前が全部競走馬名。
「勇者と普通の黒板」に続く。
【真うかつエピソード7429】
30人のキャラクターの中から5人をチョイスしてパーティを組み、魔王討伐隊を派遣するゲームです。と、書くとRPGっぽく見えるけど、実のところロジック寄りのゲームです。キャラクター全く成長しないし(笑)。
さて、30人の中から5人を選択する組み合わせは1700万通り以上あるのですが、この中で魔王を討伐できるパーティを組む組み合わせはごくごくわずかです。たいていの場合、魔王の城に行きつくことも出来ず、途中で討伐を中断して帰ってくるハメになります。と、書くと遠大なゲームのような気がしますが、何回か派遣しているとこりゃ絶対に無理だ、魔王を討伐できるワケがねぇ、って組み合わせが見えてきます(リーダーを二人入れるとか、ローブを着ずに魔力の高い奴を入れてAコースとかね)。そういうのをどんどん排除していくと、おのずと道筋が見えてくるってもんで、そういう意味では偉大なる先達、eyezmazeさんのゲームに通じる部分はあります。
やりこみ要素として、全キャラで魔王討伐成功、バッドエンディング回収、能力の全開放なんて要素もあり、前作に引き続きご評価いただいたゲームです。名前ネタを仕込んだのも今作からかな?
作者個人としては折角なかなか魅力的なキャラを用意したのに、イベントが少なかったかな、と思う部分はあり、その辺りを後の外伝で補完しております。このゲーム単体だとアレックスとかそんなに面白みのあるキャラじゃないですね(^^;。ただ当代のと比べて随分しっかりしている王様と大臣のやり取りは結構気に入っています。
あとは、そうですねー、番人の本名がわかる希少なゲームではありました(笑)。
「魔女っこと封印の石板」に続く。
【真うかつエピソード7427】
外伝シリーズの4作目です。この作品でようやくアイテムを画像で複数持てるようになりました。技術は進歩やで。脱出ゲームらしいギミックは1か所しか無いですけど(^^;。
まぁでもそんな事よりもこのゲームで語らねばならないのはストーリーでしょう。今回は完全一本道です。ある理由から結論は一つしかありません。プレイヤーの方々から何度か別エンドは無いのか、と聞かれましたがありません、この話はこうじゃなくてはイカンのです。
でー、一つだけ嫌らしい話をすると、オイラこの物語は当初はかなりざっくりしたタイムスリップものとして考え、徐々に細部をつけ足していったのですが、ギリギリで付け足した「前日談」を加えて最終形が見えた時、「あ、オイラむっちゃいい話作っちゃったスゲー」と自画自賛しておりました。後から考えるとタイムスリップものってわりといい話が作りやすい題材なんですけどネ(^^;。
といった感じで、オイラの作った作品の中では最も反響があった作品です。今となってはオバマの話とか時代を特定するキーワードが逆に???は感じになっておりますが、それでもキッチリまとめ、やり切った感はあります。またこういう物語を作ってくれって言われても無理だろうなぁ。
「丸投げクエスト」に続く。
【真うかつエピソード7426】
文字入力式の4文字(以内)しりとりゲームです。主人公はまさかの2度目のお鉢、下っぱです。魔王さんの復活の下っぱと同一人物かどうかはわかりませんが(笑)。
文字が任意の入力式ということで縛りが薄く、過去のどのしりとりゲームよりも自由がきくというのが売りではあるのですが、存在しない単語を入力しても続いてしまう、環境によっては文字が全て表示されない、といった欠点があり(後者はこの動画上でも発生しています)、続編が作られることなく終了した作品です。
勇者の住環境がわかったり、1作目の「王国に撒いたビラ」の伏線が今頃になって回収されたりとコネタの多いゲームですが、何といっても園日暗子さん。この作品で初登場ですが、まさかあんな息の長いキャラになるとは・・・。
「しりとりクエスト外伝4・もりもり鉱山の一番長い日」に続く。
外伝シリーズ第3弾は例によってエンディングの多い脱出ゲームです。ここにきて「複数のアイテムを所持可能」とほんの少し進歩した感はあります。ただアイテム表示が文字だったり、セーブ機能が無かったりと、相変わらずのポンコツ面も露呈しています。
とはいえ、マルチエンディングのゲームとしてはワンプレイが短いのがともかくの売りです。短い奴はホント、あっという間に終わります。あとネタゲーとしても中々じゃないかーと。お相撲さんの下りとか、ホント、よく思いついたよなー。
一方で既存柵の中で唯一元の製作データファイルをクラッシュさせてしまったゲームでもあり、以降バグ報告が来るたびに冷や冷やしておりました。直せないって事は、重篤な奴だったら非公開にするほかありません。幸いそういう事態には至りませんでしたが。
前作で初登場の大家さんがいい味出してます。あと、隣の外国人の伏線はしっかり次回作で回収されます。
「しりとりクエストZERO」に続く。