音楽

絵で見るエメラルドソード・サーガ・第5幕場面1 Knightrider Of Doom #2

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エルノアとトーラルドの滅亡を聞いた際に戦士の発した雄たけびはドラゴンランドの先に住むエルフやトロールの耳にまで届いたそうな。ホンマかいな。

 

【真うかつエピソード6316】

前回のあらすじ:

 回復した氷の戦士はアルガロード国王ハロルド三世に謁見し、色々話し込んだ。

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より2曲目の「Knightrider Of Doom」のご紹介、その2です。大体の状況説明は前回の通りなので、今回は一番の邦訳歌詞のご紹介から入ります。

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宿命の騎士

 

セイレーンの灰色の涙により幻影が褪せ行く
其は街を覆う惨劇の恐怖に因りもたらされし冷気
劫火燃え上がり、死者は蘇らん
七つの暗黒の炎、其の混沌の門が開かれん

(騎乗せよ)宿命ニ
(騎士よ)我ハ従ワン・・・
・・・此ノ運命ノ支配ニ!

此の血塗られし黎明の中
我は我が魂を浄化せん
復讐の精神を呼び起こさん
憤怒の為の英知など認めぬ
沈黙せし愚者よ、鬨の声を上げよ
今こそ宿命の使徒と成れ!

此の血塗られし黎明の中
我は我が魂を浄化せん
復讐の精神を呼び起こさん
憤怒の為の英知など認めぬ
沈黙せし愚者よ、鬨の声を上げよ
今こそ宿命の騎士と成れ!

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 この曲、最初聴いた時のイメージとしては、「チっ・・・まだダークランドのターンが続いているのかよ」、でした。まずタイトルが紛らわしい。"doom"には確かに「運命」という意味もありますが、元々の意味合いは「滅亡」とか「滅び」なんですよ。「運命」にしたって決して前向きな意味ではなく「悪い予兆」といったニュアンスを含みます。なもんで、オイラの翻訳第一稿は「地獄の門も開いちゃったしもう無理ぽ。諦めて滅びの運命に従おうず」って空気になってる巷の情景を描いた感じでした。

 いやでもやっぱ違うんじゃないか・・・と思いなおしたのは、「(騎乗せよ)宿命ニ(騎士よ)我ハ従ワン・・・」この片言で書いてある部分、ここまでオイラは基本的に英語以外の言語の歌詞は片言表記にしてきたんですが、ここの部分も実はイタリア語です。ここまで何回かイタリア語、ラテン語の歌詞はありましたが、全てコーラスパートでした。メインボーカルのファビオさん自身はここまで頑なに母国語は発してこなかったんです。しかしここに来ていきなり「デスティーーーノ!ミァレレレレレンド!」と巻き舌でシャウト、これがまぁ実に生き生きと楽しそうなんだわ。

 あと、この先の曲になりますが、Lamento Eroicoという全編イタリア語の歌詞の歌があります。これがまた氷の戦士が珍しく心の底からの本音を吐露している曲で、ということは辺境の国出身の戦士は普段は魔法王国標準語である英語を話しているけど、つい本音が出た時は母国語のイタリア語が出ちゃう設定なんじゃないか、と。つまり運命に従おうとしているのは戦士である、と考えると本稿以外の解釈は無いですね。しかし2か国語を使いこなすとは脳筋と見せかけといて意外とインテリだな、戦士。

 いやしかし実際ヤバかった・・・3rdアルバムの紹介ブログが終了した辺りでようやく間違いに気づいたんだぜ(^^;。

 

 それではそろそろ曲紹介に参りましょう。

 前奏曲に続く2曲目は名作である、というこのシリーズの伝統は今回も守られました。緊迫感のあるシーンだけあって全体的に暗い曲調ではありますが、非常に滑らかに展開するハイスピードなメタルナンバーです。勿論ファビオさんのイタリア語も良いアクセント。敢えて文句をつけるとしたらデジタルに落とした時の前奏曲との繋ぎが各アルバム2曲目のWarrior Of Ice,Emerald Sword,Dawn Of Victoryと比べると一番汚い・・・。この曲から聴いてもちょっと酷いです。何とかならんもんですかねぇ。

 

 ではもう少しだけ話を進めましょう。

 

・戦士が落ち着いたところで王様が再び語り掛けます。

 

王:さて、君が運命に乗っかる事に決めた以上、我々も君にそれ相応の待遇を用意しなければいかんね。

 だがその前に君にして欲しい事が一つあるのだが。

戦:何でしょう?

王:服着て。君の田舎じゃ上半身裸が正装かもしれないけど、アルガロードの将軍がその格好だとちょっとアレだから。

戦:(・・・ちょっとカチンとくる言い方っすねぇ;・・・てか・・・)

 将軍・・・ですか?

王:「エメラルドの剣を手に入れし戦士は、魔法王国群の救済が為に集いし勇敢なる聖戦軍の猛者共を統率す、という名誉を得られん」

 この予言は結構世間でも知られた一節だと思っていたが。

 というわけで君を我が国の将軍の最高位である『龍将』に任ずる。

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 てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の3曲目にして表題曲、「Power Of The Dragonflame」を予定しております。

 

 

・YoutubeでKnightrider Of Doomを見ちゃる

・indexに戻る。

 

 

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・第5幕場面1 Knightrider Of Doom #1

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【真うかつエピソード6315】

前回のあらすじ:

 ようやく回復した氷の戦士が本格的に活動再開した。

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その30、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より2曲目の「Knightrider Of Doom」のご紹介です。歌詞にはそれほど多くのネタバレは含まないのですが、王様と戦士の会見が長くなりますもので複数回に分けます。まずは歌詞は後回しにして状況紹介から始めたいと思います。

 

・アルガロード国民や国王に咎められることも無く、むしろ勇者扱いされている現状が受け入れ難く混乱する戦士に向かい、ハロルド三世が静かに語り掛けます

 

王:・・・どうも君は壮大な勘違いをしているようだから、今一度予言書の伝承について話そうじゃないか。

 いいかね、聖なる予言書には明確にこう記されている。

 

 「『澄明なる心』を持ちし『勇敢なる戦士』のみ、三つの『英知の鍵』を探索し、混沌の地の何処かに隠されし魔法の『象牙の門』を開く者とならん」

 

 我々魔法王国同盟の賢人会議が君に白羽の矢を立てた大きな理由は3つある。一つに君が十分に勇敢である事、且つ清明なる心を持っていると確信に値する人物であったことだ。

戦:・・・って言われると照れちゃうんですけど・・・我ながら『澄明なる心』の意味もよく分かってないですし;。

王:良くも悪くも純粋だ、ってことだよ。さて、3つめの君を選んだ理由、それは君が「氷の息子」と呼ばれる北方出身の戦士であるという点だ。予言の続きにはこうある。

 

 「其の戦士が、剣の守護神を倒せし程十二分に強かりければ、其の者は万能の剣の正当なる所有者『氷の戦士』とならん」

 

 かつて多くの屈強な騎士がこの難関に挑んだが全て途中で失敗し、君だけが成功した。つまり君は名実ともにこの予言書に書かれている『氷の戦士』になったわけだ。

戦:・・・ということになりますかね。しかし俺はそれを敵方に奪われるいう大失態を・・・

王:まぁ聞きなさい。

 さて、ここまでは巷でもよく知られた予言書の内容である。

 しかし、人間というものは予言の調子のいい事が書かれている所は覚えていても、そうではない部分は都合よく忘れているものだ。予言書にはこうも記述されている。

 

 「若しもこの剣が邪悪なる者の手に渡る事あらば、大災難を招き、世界を巻き込む大戦争に発展せん」

 

 ・・・さて、この一文の意味するところは?

戦:だから絶対に敵にエメラルドソードを渡してはいけない、という戒め・・・

王:我々はそうは取らなかった。つまり予言に書かれている以上、エメラルドソードを入手した後にはほぼ確実にこの剣は何らかのアクシデントで敵方に渡り、ひいては大戦争に発展する事態になるであろう、と。

 それがわかっていたから、過去の王たちはこの剣を積極的に探そうとはしなかったし、剣の栄誉を求めて探索に出たいと願う騎士を国家が支援することも公認することもなかった。

 この点を君にずっと黙っていたのは大変申し訳なく思うが、何分あやふやな情報で君を混乱させたくなかったのだ。

 しかし今回は話が違う。アクロンは過去のどの時代に存在した暗黒王よりも遥かに強力だ。

 奴を倒すにはエメラルドソードの力が必要だ・・・でなければ我々は確実に滅亡の道を辿ることになる。

 かといって剣を発見した瞬間より我々は大災難と大戦争に直面するというリスクを負うことになる・・・が、それでも何もせずに敗北するよりは遥かに希望はあるのだ。何故なれば予言の書の最後にはこう記述されているからだ。

 

 「最後に剣の柄を握りし者が、この長きに渡る血塗られた聖戦に終止符を打たん」

 

 ・・・君は暗黒王軍の捕虜になり、見事脱出してきたわけだが、その際既にエメラルドの剣を手中に収め、恐れるものなど何も無いはずのアクロンは血眼になって君の行方を追った・・・何故か?

 我々はこう踏んでいる。我々に聖なる予言書があるように、敵方にも悪の予言書があり、そこにも似たような予言が記されているのではないか?

 そして、彼等にとって正当なる剣の保有者である君はまさしく目の上の瘤そのものであり、息の根を止めねばならぬ存在である、と。

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 氷の戦士も覚悟を決めました。予言書に書かれている戦士が自分なら、その宿命を負わなければならない・・・たとえそれがどんな茨の道であろうと。

 しかしここで戦士に一つ疑問が。

 

戦:・・・えーっとしかし俺がそれほどまでに邪魔な存在なら、何であいつら俺にさんざんっぱら拷問かまして、中々殺さなかったんでしょうね?

王:・・・拷問が3度のメシより好きで好きでしょうがない奴等なんだよ。

戦:・・・・・・成程;

王:あ、そうそう、これまで君には治療に専念してもらいたかったから内緒にしてたけど・・・

 

 空気を呼んだアレシウスが慌てて止めに入ろうとしましたが既に遅し。

 

王:既に予言の前半は達成されている。君が拷問受けて逃げてきて床に伏してる間に、エルノアとトーラルドが、エメソを使って引き起こされた大津波その他の大災難により壊滅した。

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Knightrider Of Doom #2へ続く。

 

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・「Power Of The Dragonflame」序章

【真うかつエピソード6313】

 長かったエメラルドソード・サーガもとうとう5thアルバムの最終章に突入しました。この「Power Of The Dragonflame」というアルバムは、これまでの集大成及び、伏線回収、更にまだやってない事をこれでもかと詰め込んだ結果、とんでもないてんこ盛りの濃厚にも程があるフルアルバムになった、というところでしょうか。このアルバムは紛れもなく『名盤』です。しかし、それは1~4作をずっと聞き続けてきた者に許される感想かもしれません。何の先入観も持たずにこのアルバムから聴いちゃったら胸やけ起こしますぜ、濃すぎて(笑)

 

 前置きが長くなりましたが、まずは恒例バンドメンバーの紹介から参りましょう。

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・ヴォーカル:ファビオ・リオーネ

・ギター:ルカ・トゥリッリ

・キーボード:アレックス・スタロポリ

・ドラム:アレックス・ホルツヴァルト

 

 ・・・ん?ベースどこいった?という素朴なご質問ありましょうな。実は前作Rain Of A Thousand Flamesとこのアルバムのリリース期間は数か月しか開いておりませんが、その間にベースのアレッサンドラさん脱退しちゃってます。いったい何があったか気になる所ですが、それよりも正ベースという一般的なバンド感覚では要というべき存在がいなくなってしまったのに、それ抜きでこの傑作アルバムを仕上げられた点に驚き感じ入ります

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 続いてこの章の主な登場人物のご紹介

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・氷の戦士

 主人公。ベタなRPGの主人公のようなベタな王道を進んでいくのかな?と思いきや後半になるにしたがってそうでもなくなっていく。しかし今は多くを語るまい。

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・アレシウス

 賢者。ようやく本領を発揮するも決して先頭立って華々しい活躍を見せるワケではない。だが本来記録者とはそういうもの。

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・王様

 久々に登場、アルガロードのハロルド三世。氷の戦士に無理ゲーを課す事になるが仕方がない・・・最早後が無いのだ。

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・兵士たち

 イレンガードの同朋、アンセロットの守備隊、義勇兵、ロークのドワーフ、そしてこのアルバムから参戦した南国の戦士たちを始めとする最終戦に参加した面々。いったい彼らの内どれほどが無事に帰還できたのだろうか・・・このサーガの縁の下の力持ち達。

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・ダーガー

 敵将。この物語のキーマン。彼に関しても今は多くを語るまい。

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・アクロン

 白面の者並の絶望的凶悪さを誇るラスボス。

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・ヴァンカー

 黒魔術師。アレシウスの対極にいる人物。

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・暗き地平線の女王

 13分もかけたテーマソングがあるわりには活躍場面が少ないような・・・。

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・馬

 君も長旅お疲れ様。

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 さてそれでは「Power Of The Dragonflame」序章の物語を紹介します。

 前作「Rain Of A Thousand Flames」から第5幕場面1となる「Knightrider Of Doom」の間にはこんなことがありました。

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・場面はエルノアとトーラルドの壊滅から2か月ほど遡りますが、氷の戦士はその頃になってようやく半死半生の体でアルガロードに辿り着きました。

・すぐさまアレシウスの白魔術による懸命の治療が開始されますが、体の方はともかく、精神面のダメージが甚大で、何とか戦線復帰出来るほどに回復するまで相当の時間をを要しました。

・快方に向かうにつれ戦士の方も色々と考える余裕は出てきました。姫様とアルワルドの仇を打ちたい一心で、おめおめと生き恥を晒してきたが、これから自分は具体的に何を為すべきか?

・自分は任務に失敗した戦士である・・・何らかの処分は下るだろう・・・つか処刑されても文句は言えない。

・しかし(なぜかあまり多くを語りたがらない)アレシウスが全力で治療してくれているところから察するに、少なくとも処刑されるってこたぁないらしい。

・ということはアレか?一兵卒として激戦地の最前線で一匹でも多くの敵兵を倒し、戦って死んで来いという事か?それならむしろ本望ではあるが。元々俺、隊長とかそういう柄じゃないし。

・ただなぁ・・・贅沢を言える立場ではない事はわかっているが、それでは二人の仇を取った、とは言えないな・・・誰か別の奴が取ってくれる事に期待するしかないのか・・・。

・といった苦悶を抱えつつも大分元気になってきたところ、とうとうアルガロード王からの登城命令が下りました。

・アレシウスに付き添われ、覚悟を決めて城に向かったところ・・・

 

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あり???

 

・・・何か英雄扱いで歓迎されてるっぽいんですけど・・・何で???

・何はともあれ久々に国王とご対面した氷の戦士、まずはこれまでの経緯といろいろとやらかしてしまった件を平身低頭で詫び、いかな処分でも受けます、と語ります。

・それに対してハロルド三世は、

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・・・ますます混乱する氷の戦士でした。

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てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の2曲目「Knightrider Of Doom #1」をお送りする予定です。

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・第4幕場面5 The Wizard's Last Rhymes

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【真うかつエピソード6312】

前回のあらすじ:

 暗黒王軍がエメソの力をどんどん悪用し始めた!

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その29です。まずは今回のお話から。

 

・ゴーストランドの古代の霊廟から地獄へのポータルを繋ぐことに成功したアクロンはそこから得た死者の軍勢の指揮を暗き地平線の女王に委ね、ついに魔法王国への侵攻を本格開始しました。

・手始めに目標を手近なエルノアとトーラルドの双子の古代の街に定めます。

 

 といったところで今回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」7曲目にしてこのアルバムのまとめソング、「The Wizard's Last Rhymes」の1番の邦訳をお送りします。

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魔術師の最後の韻文

 

大蛇の目的、大蛇の創造物が
水晶の球体よりその姿を曝け出せり
真なる征服者の如く波に乗れり
船に猛進しつつ、王の船に
彼奴は所有せり・・・其方の剣を!

エメラルドの武器よ、英雄の鋼よ
暗黒の天使が黒き涙を流さん
其方の刃は今や暗き力の僕と成り果てぬ・・・

此の先の悪の源
真実は其処に・・・奴等の手中に有り

我ガ肉体ガ滅ビシ時、魂ハ与エラレン

我が旅は星明かり無く、静寂也
知恵の逆説を抜け魂の海に向かいし
沈黙ノ悲劇的ナル現実ニ・・・

焔は血の如く赤き海をば勢い渡り燃え盛らん
陽光は彼奴の前にて色褪せぬ
是こそが魔術師の最後の神聖なる光景・・・
魔術師の最後の韻文也

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・エルノアとトーラルドは海に面した隣り合った街であり、強力な海軍を保持しておりましたが、暗黒王軍の取った戦法はあまりにも想定外でした。

・アクロンは召喚した大蛇を伴い、津波を巻き起こすと一気に海から攻め入り、エルノア王の船隊を壊滅させました。

・陸側からは古代の女王と率いる死者の部隊が攻め入ります。

・2つの国はそれでも果敢に抵抗しましたが、程無く雌雄は決し、エルノア王エリックも奮戦虚しく討ち死にしました。

・こうして2つの歴史ある街は、打ち捨てられた骸の転がる完全なる廃墟と化しました。

 

 それではそろそろ曲紹介に参りましょう。

 ドヴォルザークの「新世界より」第4楽章をモチーフにしたシンフォニックメタルです。というよりほぼ丸々第4楽章使ってます。元々が壮大な楽曲ですし、メタルとクラシックの融合という点においてはそれなりにかみ合っていると思いますが、いかんせん、今となってはチト手垢の付いたモチーフである感は否めません。まぁでもWikipediaの「新世界より」の少なくとも日本語とイタリア語の説明ページには「ラプソディーがこの曲をモチーフにした楽曲を発表してる」ってしっかり記述されてますから、このアルバムが公開された2001年あたりではまだそこそこ新鮮味があったかもしれません。が、今や車やカップラーメンのCMでさんざんっぱら聴く時代だからなぁ。詞の内容も10分強使ってねっちりと国が崩壊する様子を描き続けるというどうにも聴いてて鬱になってくる内容だし・・・同じクラシックモチーフならオイラとしてはThe Dark Tower Of Abyssの方が遥かに好きです、ハイ。何かこのアルバムの曲このパターン多いよなぁ。

 

 てなところで今回は終わりです。次回は最終章、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の序章をお送りする予定です。ようやく主人公が表舞台に戻ってきますよ~~~やったね!!!

・YoutubeでThe Wizard's Last Rhymesを見ちゃる

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・第4幕場面4 The Poem's Evil Page

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【真うかつエピソード6311】

前回のあらすじ:

 終に暗き地平線の女王が蘇った!。

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その28です。まずは今回のお話から。

 

・古代の女王の復活に続き、ヴァンカーは更にゴーストランドにて、エメソを使って何かやろうとしておりました。

 

 といったところで今回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」5曲目はインストなので飛ばしての6曲目、「The Poem's Evil Page」の1番の邦訳をお送りします。

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悪の頁に記されし詩

 

静かなる柳は隠されし聖堂の扉を隠しにけり

恐怖の儀式、ゴーストランド全土を揺さぶらん
今や冷たき床に流血の線が引かれにけり
悪の書は人肉と人骨持て作られし暗黒の毒にて
大凡、記し尽くされたり
灰色の山々に焔の雨が降り注ぎ
海は最後の宣誓を待ちにけり
道は開かれん・・・奴等は来たれり
暗黒王の冒涜の号令を受け

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・ヴァンカーがやろうとしていた事、それはエメラルドソードの持つ真の力を使い、此の世と常世の間にポータルを作り、そこから死者の軍勢を呼び寄せる、というものでした。

・言われてみればエメソ自身隠されていたのは象牙の門という異次元に続くポータルの先であり、更にその深淵にある7つの地獄の門を持つ塔の最上階です。

・つまりエメソには使いようによっては次元を切り裂くことが可能というチート能力があったのです。

・そしてヴァンカーはダークランドに伝わる死者の書を紐解き、一つ一つその方法を探り当てていきました。

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・この呟きに傍らにいた弟子はちょっとした引っ掛かりを感じました。

・ですが、その時ダーガーはそれを軽く流してしまったのです。

 

 それではそろそろ曲紹介に参りましょう。

 前半はバラード調、サビはメタルとクラシックを折衷したような雰囲気です。似たような構成の曲が複数あるのと、やっぱ歌詞の内容がちょっとアレだよなぁ~、ってなところでちょっと目立たない曲である感は否めません。実際バラード+αの曲ならオイラはForest Of UnicornsThe Bloody Rage Of The Titansの方が遥かに好きです。スマンね。まぁこのアルバム自体個人的にあまり気に入ってない・・・ってのもあるんですが。やっぱり主人公がいないと話が盛り上がらん、盛り上がりに欠けるよ・・・。

 

 てなところで今回は終わりです。次回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」の7曲目にして最終曲、「The Wizard's Last Rhymese」を予定しております。

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・第4幕場面3 Tears Of A Dying Angel

【真うかつエピソード6309】

前回のあらすじ:

 古代の悪の女王を復活させるために、アクロン一行が色々やってた。

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その27です。今回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」4曲目、タイトルからして嫌な予感しかしない「Tears Of A Dying Angel」の1番の邦訳をお送りします。

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死に逝く天使の涙

 

左様、我が親愛なる友よ、我らが希望の陽光よ
魔法の剣がアクロンなる暗黒王に奪われし時より
我々の誰も・・・我々の誰もがまんじりとも出来ぬ・・・
祖国は今や全く様変わりせん・・・
彼奴は古代都市エルノアとトーラルドの街に
戦を仕掛ける準備を整えたり
素晴らしき谷の民よ・・・
彼奴の野望と狂気に満ちし征服欲に拠り最初の的となり給うか・・・
来たれ猛き戦士よ・・・助け給う、其方の・・・其方の・・・

古代の呪詛が唱えられん・・・
嗚呼神よ!・・・嗚呼神よ!・・・何と・・・
奴等は見つけおり・・・、見つけおり・・・
エメラルドの武器の神秘の力に拠りて
暗黒の天使が保持せし死者の書が今や開かれ
血の儀式が始まりぬ・・・
嗚呼、神よ・・・何と・・・何と・・・我は呪いの言葉を聞けり・・・

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・古代の女王復活の為の儀式は滞りなく進み・・・

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・今や棺が開かれ・・・

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・しちゃった。

 

 それではそろそろ曲紹介に参りましょう。

 おどろおどろしい雰囲気のあるBGMに乗せて、全編ほぼアレシウス爺が状況を喋ってる、だけです(^^;。いやまぁ・・・何というかドラマCDなら当然全然アリなんですけど、メタルバンドがコレやるかぁ、フツー?もうこれある意味Rhapsodyだから出来た作品としか言いようがないですね。

 

 てなところで今回は終わりです。次回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」の6曲目、「The Poem's Evil Page」を予定しております。

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・第4幕場面2 Queen Of The Dark Harizons

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【真うかつエピソード6308】

前回のあらすじ:

 終に暗黒王が本気出し始めた!

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その26です。まずは今回のお話から。

 

・氷の戦士に逃げられた頃、アクロンとその取り巻きはゴーストランドにある、古代の聖堂に向かいました。

・何やら儀式を執り行う・・・との事ではありますが、あまり詳しい事を聞かされていなかったダーガーは、師に詳細を訪ねます。

・「我が君アクロン様ご執心の古代の女王にして偉大なるクロンの妻に復活して頂くための儀式じゃよ」と、ヴァンカー。

・「エメラルドソードの奪取、それも勿論必須ではあった、それと」、

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・努めて平静を装うダーガーでした。

 

 といったところで今回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」2曲目はインストゥメンタルなので飛ばして3曲目、「Queen Of The Dark Harizons」の1番の邦訳をお送りします。

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暗き地平線の女王

 

黒キ薔薇ノ囁キ、無垢ナル血ヲバ欲ス
彼ノ女、深淵ヨリ舞イ戻ラン

愚者の黒き汚物をば蝋燭が照らしめし時
魔女共は空を駆け、狼は月に吠えり
害悪の娘にして恥辱の女主人
彼の女の墓は目覚めを許され、今や開かれん・・・
彼の女は悲嘆の妃にして
苦痛の運び手なれば
悲哀の門より彼の女の名状し難き名が叫ばれし時
月光、彼の女の貌をば照らしにけり

呪われし者の聖堂の地下にて、儀式が始まりぬ
さすれば彼の女の犯せし罪は此れが最後とはならぬ

黒き蝋燭が燃え盛り、彼の女の帰還をば知らしめん
死の女王の治世、此処に来たれり・・・死の!

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 それではそろそろ曲紹介に参りましょう。

 非まとめソングにも関わらず何と13分オーバーの超大作です。これより長い曲は5作目の最終まとめソングしかございません、いやはやホントプログレかよ!

 実際のところプログレというよりどっかの映画のサントラみたいな曲だよなー、とは思っていたのですが実際イタリアの巨匠ダリオ・アルジェントのホラー映画「フェノミナ」のBGMのカバーだそうです。この映画オイラの大好きなホラーゲーム「クロックタワー」のインスパイア元でもあるのですが、残念ながら未見です。ダリオ・アルジェントといえば子供の頃サスペリアの洗礼受けたっけなー。アレは怖かった。

 閑話休題。各楽器パート頑張ってるし(特にサビのドラム)、ゴシックホラーの雰囲気とメタルが融合した中々聞きごたえのある曲なのですが、いかんせん、長い。長すぎるよ!歌詞も悪くないし10分以下に収めてくれたら傑作だったと思うんだけどなー。

 

 てなところで今回は終わりです。次回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」の4曲目、「Tears Of A Dying Angel」を予定しております。

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・第4幕場面1 Rain Of A Thousand Flames

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【真うかつエピソード6305】

前回のあらすじ:

 氷の戦士が行方不明になって以降、世の中に不穏な空気が広がっていた。

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その25です。

 今回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」の1曲目、表題曲でもある「Rain Of A Thousand Flames」の1番の邦訳をお送りします。前回書いた通りこのアルバムはミニアルバムにつき1~3作目までにあった前奏曲がありません。その代わり短い合唱パートが冒頭に入ります。

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天より降る千の焔

 

凄惨ナル憤怒、「闇」ニ降臨ス

月光の守護者は生命の呪文をば運ばんとす
悲哀に満ちし天空より我が神聖なる道程を導かん
砂漠のタイタンが猛将の誇りと対峙す
傍の湖より来たりし戦士達が惨劇の夜に加われり

幽界の戦が其方らの魂を奪わん
さりとて皆の為ただ一度、我らに逃れる術を与え給え
猛焔吹き荒れん!

天より降る千もの焔の下
闇の天使が復讐を叫びし間
流星の如く死の影が落ちる中
我らは真なる痛みに晒され、成す術もなく頽れぬ

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 アクロンが本気出し始めました。手始めに「不浄なる焔」を用いて近郊の村を蹂躙した模様、といったところでしょうか?

 

 それではそろそろ曲紹介に参りましょう。

 コンパクトながら非常に良くまとまった完成度の高いキラーチューンです。サビのキャッチーさはEmerald SwordDawn Of Victoryに負けず劣らず、間奏のギターやシンセの疾走感も良いです。いかにも彼等らしいメタルナンバーであり、歌詞の内容さえ気にしなければ全曲中ベスト10に入る良曲とも言えるでしょう、いや、ホント歌詞の内容さえ気にしなければですが。

 ところで一つメタル好きの方向けに残念なお知らせを書くと、このアルバムで正統派のメタルナンバーと言える曲はこの一曲だけです。ちなみにエメラルドソード・サーガシリーズから16曲チョイスされたベスト盤にも、このアルバムからはこの曲しか選ばれてません。内容も内容ですし、非常に好みが分かれるアルバムなんですよねぇ。

 

 てなところで今回は終わりです。次回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」の3曲目、「Queen Of The Dark Harizons」を予定しております。

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・「Rain Of A Thousand Flames」序章

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↑クリックで大きい絵が見れます。

 

【真うかつエピソード6303】

 エメラルドソード・サーガも後半に差し掛かりました。なお、当アルバムは全5枚中唯一のミニアルバムで全7曲構成となっております(長い曲が中心なので、それでも結構なボリュームがありますが)。

 なお、今作でのバンドメンバーは以下の通り。

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・ヴォーカル:ファビオ・リオーネ

・ギター:ルカ・トゥリッリ

・キーボード:アレックス・スタロポリ

・ベース:アレッサンドラ・ロッタ

・ドラム:アレックス・ホルツヴァルト

 

 今回はメンバー変更ありません。

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 続いてこの章の主な登場人物のご紹介

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・氷の戦士

 主人公なので一応載せておきますが、このアルバムでは表舞台に出てきません。

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・アレシウス

 賢者。戦士が不在なので、歌の内容はほぼ彼視点。とにかく見たくないものまで見えちゃうのが辛い。

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・ダーガー

 氷の戦士のライバルの敵将。ヴァンカーに随行。

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・アクロン

 暗黒王。絶好調だぜ!!!ヒャッハー!!!

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・ヴァンカー

 アクロンの腹心。古の女王を復活させたりエメソパワーの活用法を紐解いたりと大忙し。

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・暗き地平線の女王

 古の暗黒神クロンの妻。本名は明かされませんが、氷の戦士と違い不明な理由は歌詞にしっかり書かれております。

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 さてそれでは「Rain Of A Thousand Flames」序章の物語を紹介します。

 前作「Dawn Of Victory」から第4幕場面1となる「Rain Of A Thousand Flames」の間にはこんなことがありました。

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・氷の戦士がエメラルドソードをアクロンに奪取され、戦士も行方不明になったというニュースは、それを得た時と同様あっという間に魔法王国全土に広がりました。

・当然のごとく魔法王国には不穏な空気が流れ、人々は眠れぬ夜を過ごしています。

・アルガロードに到着したアレシウスは王と協力して戦士の行方を追いつつ、必死にアクロンの動向を探りますが、全てが最悪の事態を予感させるものばかりでした・・・

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てなところで次回、表題曲「Rain Of A Thousand Flames」に続く。

・indexに戻る。

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絵で見るエメラルドソード・サーガ・第3幕場面8 The Mighty Ride Of The Firelord #2

【真うかつエピソード6302】

前回のあらすじ:

 アルワルドが酷い目に合って死んだ。

 

 ・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、「Dawn Of Victory」の9曲目、「The Mighty Ride Of The Firelord」その2です。とりあえず今回は残虐場面警報は解除。

 しかしお気に入りだったアルワルドが死亡してちょっと気落ちしております。あの親友コンビは描いてて楽しかったので、死に際のシーンは相当脚色入れましたがひらにご容赦下さい(アンセロット織とかは完全にオイラの創作です)。

 

 では今回のお話。

 

・何とか体の自由を取り戻した氷の戦士は、ダークランドから決死の逃亡を図ります。

 

 てなところで今回は一番すっ飛ばして(ほぼラスト・ウイングド・ユニコーンのおさらいと、氷の戦士が血管ブチ切れそうな勢いでキレているシーンだけなので・・・)二番の邦訳歌詞をご紹介します、が、これがかなり難解な歌詞なんだわ・・・。

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勇将の逃避行

 

アルワルドは己に掛かりし酸もて銀の鎖をば破壊せり
正に事切れる直前に
アクロンは哄笑せり、奴は此れより待ち受ける事は微塵も知らぬ・・・
神々は我が赤き剣を掲げ怒り給う
頭部と四肢が地に落ちにけり
其は復讐心に呼び覚まされし我が内なる魂に有り
”黒き天使よ、来ませい!、混沌の王は猛り狂わん
我が心の苦悩の内にて・・・
此の血塗られし地獄に終焉をもたらさんが為、聖なる地響きを呼ばん”
神々は我が赤き剣を掲げ怒り給う
頭部と四肢が地に落ちにけり
其は復讐心に呼び覚まされし我が内なる魂に有り
直に其方は来られる、我が愛しき陽光が

アイガーと知られし川にて
我等が英雄は経路を見い出したり
悪魔共は総掛かりにて血眼で探しにけるが
徒労に終わりけり
奴等は此の悪夢の代償をば払う事になるべし、苦痛の交響曲よ
アイリンよ、我が亡き友よ、苦悶の悲鳴を上げし祖国よ
我はタロスの炎を呼び起こさん
雷鳴を轟かさん

全ての者よ、声を上げよ、立ち上がらん
立ち上がらん勇士よ、立ちて空に剣を掲げよ
いざ、壮大なる交響曲を歌わん
この勇猛なる誇り高き勇将が為

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 頑張って翻訳したけど、ゴメンナサイ、やっぱりちょっと意味不明な箇所が多いですね;。まぁ氷の戦士もちょっと混乱気味ということで・・・。ちなみにタイトルも色々考えた末の意訳です。直訳だと「炎の王の猛々しい騎乗」といった感じになります。なお、戦士が逃げ込んだアイガー川のスペルはAigor、この前イモトが登った山はEigerで、全然スペル違います。ダークランドはアルプスにあるってワケじゃないですよ、念のため。

 

 それではそろそろ曲紹介に参りましょう。

 アルバム最終曲という事で例によってまとめソングです。しかし長い事は長いですけど、全アルバム5枚のまとめソングの中では2番目に短く、意外と聴きやすい曲でもあります。Dawn Of Victoryで効果的に使われた勇壮な行進曲をこの曲では逆に不安感を煽るフレーズとして転用しつつ、絶望的な状況ながら最終的には次の展開に希望を持たせる壮大な大合唱で全体を綺麗にまとめている辺りも好感が持てますね。歌詞の内容は相当酷いですけど(特に端折った一番)。

 

 ではもう少し話を進めます。

 

・首尾よく拘束場所から逃げ出した戦士は、敵の目を避けつつ洞窟内を逃亡します。

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・なお、どうしても敵と戦わなければならなかった時は、

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そこいら辺で拾った石で、敵の頭をカチ割って無双(注:これはオフィシャル設定です)。

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・そうこうしているうちに、とうとう外に通じていそうな地下水脈アイガー川を発見。

・川の流れに沿って下流へ下流へと下っていくうちに、ついに陽光の下へと脱出成功し、

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・ズタボロになりながらも野を越え山を越え、何とか彼の最愛の地・ユニコーンの森へと流れつきます。

・しかしとうとう力尽き、頽れる戦士・・・の元に蹄の音が聞こえてきます。

・・・姫様のように、天国からユニコーンが迎えに来てくれたのかな・・・?

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・デスヨネーーー!!!!!

・(ま、この辺りはオイラの脚色ですが)いつもの馬の背に揺られながら、氷の戦士はここまでの事を振り返っていました。

 

・エメソをゲトしてからここまでの期間・・・長いようで短いような・・・短いようで長いような・・・

・でも俺のしたことって一体何だったんだろうな・・・折角苦労して手に入れたエメソを敵に奪われ・・・

・人質に取られた騎士は誰一人救出できず・・・

・姫様は死んだ・・・アルワルドも・・・

・俺・・・全部無くしちゃったよな・・・

・全部・・・

・・・いや、一つだけ・・・まだすんげぇ小さい芽だけど収穫はあったかな・・・

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 てなところで今回は終わりです。次回は4thアルバム「Rain Of A Thousand Flames」の序章をお送りする予定です。でも先に予告してておきますが、あんだけ大合唱でガンガン反撃ムードを盛り上げておきながら、次のアルバムは全曲完全にダークランドのターンであり、魔法王国サイドとしてはかなーり絶望的な内容です(泣)。

 

 

・YoutubeでThe Mighty Ride Of The Firelordを見ちゃる

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