日々うっかり
【真うかつエピソード6256】
前回のあらすじ:
むかしむかし、アルガロードという国に暗黒王が攻めてきたので、王様は氷の戦士にエメソの探索と軍の移動を頼みました。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、その2です。ちなみに氷の戦士はこの物語の主人公ではありますが、最後まで具体的な名前は明かされません。どこぞの饅頭顔の勇者と一緒ですね。
てなところで2曲目の紹介といきましょう。ファーストアルバム「Legendary Tales」の3曲目、「Rage Of The Winter」です。まずは1番の邦訳から。
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冬の猛威
いと冷たき冬の雪が降りしきり 宵闇の翼に乗りて空に妖しき光が舞う 万物の呪文が我が魂を満たせり 親愛の情を込めん、汝が素晴らしき歌もて我が祖国に接吻を 冬の猛威が地平線を象り 山を、森を、湖を覆いつくさん 冬の猛威かくも摩訶不思議也 魔力を帯びし猛き荘厳なる力
前の場面で説明した通り、氷の戦士の任務の一つはイレンガードからアルガロードへと部隊を率いて送り届ける事です。この時点で彼はイレンガードに到着、精鋭たちと共にアルガロートを目指しております。急がないとイカンので、夜中の吹雪の強行軍ですが、それでも彼らにとってこの光景は、忘れがたい美しい光景として思い出に刻まれたようです。
さて、では具体的に曲の概要をご紹介しましょう。この曲はまず猛吹雪のエフェクトサウンドから入ります。眼前に冬の景色が浮かんだところで、このアルバムでも屈指の美しいメロディとコーラスが盛り上げていきます。個人的に初聴時にはかなり好きな曲だったんですが、何回か聴いているうちに他の曲に抜かれて行きました。つのも、この曲、6分12秒もある大作なんですが、その半分以上が間奏で殆どファビオさん歌ってないという・・・いや、間奏もロシアの民族音楽風のフレーズを取り入れたりと、ホント美しいんですけど全体的に物足りないです。歌詞もご覧の通り、「雪降ってる夜中突き進んでマース、雪綺麗だな♪」てな感じですからね。
しかし氷の戦士さん、CDジャケ見る限り上半身裸のムキムキマッチョなんですが、ホント寒くないんですかねー。氷の戦士ってだけあって氷属性なんだろうな。そういや、ファンタジーの主人公が氷属性ってのも結構珍しいですね。主人公はノーマル属性か、光、炎あたりが定番で、氷はライバルか、主人公側なら2~3番手ポジションあたりが多いイメージです。
てなところで今回は終わりです。次回は「Legendary Tales」の4曲目「Forest of Unicorns」を予定しております。
・YoutubeでRage Of The Winterを見ちゃる
・indexに戻る。
【真うかつエピソード6254】
注意:
このコーナーは19年も前に第一弾が発表されたシンフォニック・メタルの名作、Rhapsody of Fireのエメラルド・サーガに今更ドはまりし、勢いに任せてその素晴らしさを語ろうとしているにわかファンが書いているコーナーです。ファン歴(現時点で10日間ほど・・・)が浅いもので、造詣が浅いにも程があり、何かと勘違いも散見されるかもしれませんが、ファンの皆様におかれましてはお許しいただけると幸いです。
さて、言い訳が済んだところで。
先に軽くいきなりドはまりした理由をかいつまんで書くと、ニコニコ動画を眺めていたところ、とあるネタ動画でEmerald Swordがかかっていたのを聴いてしまったのがきっかけです。結構小さい音だったんですが、何かムッチャ引っかかるメロディーで、これはもっと大きな音で聴いてみたいなと思いつつもタイトルがわかりません。ですが、そこはニコ動、字幕で曲のタイトルを書いてくれていた方がおりました。そっから大百科で曲を探し出し、なになに?エメソ?フォーザキーン(そういえばサビでそんなこと言ってたな・・・)、クサメタル?まぁともかく上げてる人がいるから聴いてみよう・・・
・・・
なるほど、これがクサメタルか、確かに大仰だな・・・カッコイイけど何かこう絶妙にダサい・・・
・・・ダサいと思うんだけど、何故にオイラはこの動画を10回も連続で再生してるのだろう・・・聞き始めてから1時間経っちゃったぞ・・・アレ?
まぁこの曲だけではワカランから他の曲も聴いてみよう。しかしメタル系ってどうも苦手なんだよな。針の山(人間椅子)とかスラッシュ禅問答(筋肉少女帯)とかは好きだけど・・・アニメタルもちょっとハマったっけな。
以下気が付いておれば3日後には全アルバムダウンロード購入しておりました。やっちゃったんだぜ♪
前振り長くなりました。今回はエメソ伝説第一弾のアルバムLegendary Talesより、Warrior Of Iceのご紹介です。この曲はアルバムの中では2曲目に相当しますが、1曲目はいわゆる前振りの曲ですので、具体的なサーガの内容が語られるのはこの曲からということになります。まずは一番の邦訳から。序章にて説明した通りアルガロード王から氷の戦士の下へ勅命が届けられ、彼はそれを快諾しました。
氷の戦士
深淵の悪魔共は我の到来を待ち詫びぬ 栄光の翼の下、猛く功しく飛翔し 彼の者の狂気と血の渇望を阻止せん いと気高き愛に満ちし処に平和をもたらさんが為に
故老曰く、世はなお常闇に落ちるべし 愛しき祖国、アルガロードは最早陽光見ゆる事叶わず 我が馬は雄々しく走れり、妖獣は領国をば蹂躙せんと戻る 海よ、丘よ、川よ、湖よ、我が貴き名を呼び起さん
漲る剣を掲げ、馬を引き、聖戦に臨むべし 汝こそ悪に立ち向かうべく選ばれし者、気高き氷の息子よ
いと猛き戦士よ、再び伝説を突き動かさん 丘より来たりて平和と愛の為、黄金の海へ行かば 我が祖国は開放されり
いかがでしたでしょうか?いかが・・・ってほど話は進んでないというか、ドラクエでいったら魔王が復活したのでロトの子孫を城に呼び寄せ、初期装備を持たせて旅立たせました、って感じでしょうか。ただこの歌詞ちょっと厄介で、「呼び寄せた王様」と「呼ばれた氷の戦士」の視点が入り混じってる模様です。歌詞の方も実は意味不明なとこが多々あって、適当に意訳した部分はありますが、大体こんな感じにしてみました。
ともかく勅命を受けた氷の戦士は、愛馬と共にまずはイレンガードを目指します。彼に課せられた任務は1.エメラルドソードの探索、2.イレンガードの部隊を率いてアルガロードに送り届ける事、の2点なので、手始めに2の遂行を試みております。
さて、この曲ですがいきなり伸びやかなファビオさんのハイトーンボイスでDemons of abyss wait for my pride~なんて叫ばれてハートキャッチされてしまいます(笑)。バックには壮大な大合唱(コーラスはこのバンド最大の特徴といってもいいかわからんほど、このバンドの曲に多用されているファクターです)その後もシンセのブラスやらギターの速弾きやらで疾走感のあるパートが続き、その一方で前途に控えるこれからの困難を予感させるしっとりしたパートも入り、壮大な伝説の第一幕としては申し分のない内容になっているかと思います。個人的にはこのアルバムでは2番目に好きな曲です。エメソから入ったオイラですが、順番通りこの曲から聴いたとしてもおそらくこのバンドのことが好きになっていたでしょう。
てなところで、次回は3曲目Rage Of The Winterを予定しております。またいずれ。
・YoutubeでWarrior Of Iceを見ちゃる
【真うかつエピソード6250】
右から2番目の人(キーボードのアレックスさん)、栗原類に似てると思った(^^;。
昨日書いた通りこの道20年のベテランバンドですが、メンバー入れ替わりを経て、現在も活動継続中。つか今年春先に日本ツアーがあったんですねぇ。もう少し若い時に知っておきたかったぜ。
曲は大体アマゾンでダウンロード販売しておりますし、ものによってはプライム対応。興味のある方は是非御一聴を。
【真うかつエピソード6249】
ラプソディ・オブ・ファイアって何?って方も多々おられると思いますが、まぁ平たく言えばイタリアのメタルバンドでございます。
ハマるきっかけはと言えば、ほとんどの人はそうかと思いますが、このEmerald Swordという曲を聴いちまったばっかりに、でございます。なんかもう、凄いよね、このキャッチーすぎるメロディーラインにボーカルのファビオさんの凄い美声、あとバンダナのおっさんの叩く小気味いいバスドラとか、中二全開の歌詞とか、もうコレどこのファンタジー映画の主題歌?と思ったら、全くのオリジナルで、連綿と続くコンセプトアルバムの一曲だそうな、って逆に痺れますわ。
曲の内容ですが、前作で悪のロードを倒すための唯一無二の剣、エメラルドソードを探索しに旅だった氷の戦士が、ようやく隠された場所に近づきつつある・・・といった感じです。有難いことに歌詞がイタリア語じゃなくて英語なので、何とか自分なりに日本語に翻訳した1番の歌詞がコチラ。
エメラルドの剣
我は中原の埃舞う谷を抜けて此処に至れり 門を開く第三の鍵を探さんが為に 今や秘密めく祭壇の傍らに辿り着かん 伝説に語られし我が敬愛なる陽光と龍の双眸 栄光への道程、我が剣を奉らん 真理と万民の正義に報いんが為
終に陽光が龍の双眸を照ら示し 呪文が妖しき光の遊戯を作り出しぬ 隠されし鏡に敬意を、我失われし路を見出したり 岩群を越え、我は秘なる洞に至れり 予言に伝えられし長き流血の戦 光は勝利せん、故に英知は金也
我が君よ、我が祖国よ、我が故郷の山々よ 龍共が舞いし緑の谷よ 暗黒王に打ち勝つ栄光の為 我はエメラルドの剣を探さん
大分意訳入りましたが(つか呪文が・・・のとことか実際何が正解なのかワカラン)、大体の雰囲気伝わりましたでしょうか。かっこよすぎて逆にダサイと思われつつもそれを超えるとまたカッコよく聞こえてきます。ちなみにこの曲だけ聴くと、お、あとエメラルドソードげとまであと一歩じゃん、やったね!と思うでしょ?いやこれがまたこの先長い長い話になるのよ。ま、エメソはわりとすぐ見つかるんだけどね・・・その後が。
でまぁこの曲実は1996年ごろに発表された曲で、結構古いです。日本では何故かその10年後ぐらいに一大ムーブがあったようですが、全然知らんかったなー。つかまぁオイラがそこそこ語れるメタルバンドって人間椅子ぐらいなんですが・・・。
ま、人間椅子の話が出たところで折角だから津軽弁バージョンも載せましょう。
わは山あいの埃くせ谷ば抜けてきたばて 扉ばあげる3番目の鍵コぁさがすために 今しがたひみづの祭壇のちかぐさきたじゃ 昔っごさしゃべらいだわのだいすぎだ日の光っこと龍のまなぐ えぇごうのけんど、わの剣ばささげるべ 真理と国の衆の正義さむぐいるために
とぉどぉお日様のひがりが龍のまなぐば照らし、 呪文があやしげだひがりの戯ればつづりだしたおん かぐいでだ鏡どもだ、わだっきゃかくさいだ道ばみづげたじゃ 岩場越いで、わー、ひみづのほらあなさついだど 予言さいいづだえらいだなげぇ血なまぐせいぐさ 光は勝つびょん、したはであだまいいのは金だば
弘前城、岩木川、お岩木山よ 馬っこがはげる津軽平野よ 悪代官さかづえいごおのためぇ わーだばエメラルドの剣ばさがすぅ~
最後に行くにつれてなんだかオカシなことになってますが気にしない(^^;。
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