日々うっかり
【真うかつエピソード6301】
前回のあらすじ:
氷の戦士とアルワルドは、姫亡き後も連日の拷問に耐えていたが、いい加減限界が近付いていた。
・・・ハイ、というわけでというわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その24、「Dawn Of Victory」の10曲目にして最終曲、「The Mighty Ride Of The Firelord」その1です。最終曲はまとめソングということでかなり長い曲でもありますし、今回も複数回に分けます。また前2曲と同じく歌詞が圧倒的にネタバレ含なので、まずは状況紹介から始めたいと思います。そして今回もご忠告。この場面には少々残虐かつ暴力的な表現が含まれます。心してご覧ください。
では今回のお話し。
・全身の皮膚が爛れた状態で拘束場所に戻されたアルワルド。
・あまりに酷い状態に何をされたのか尋ねる氷の戦士にアルワルドが答えました。「何、姫の亡骸を放り込んだ例の『何でも溶かす酸』を全身に浴びせられただけさ」と。
・?急に何を言い出すんだと訝しがる戦士。
・そしてよろよろと上半身を起こすと、右手に隠したタップリと酸の染み込んだマントの切れ端を渾身の力を込めて戦士を拘束している鎖にぶん投げます。
・見事命中!!!
・少々時間はかかりましたが、『なんでも溶かす酸』の効果でつなぎ目が溶け、銀の鎖を外すことに成功しました。
・・・しかしグズグズしてはいられませんでした・・・次に戦士がこの拷問を受けたら、確実にジ・エンドです。
・・・大声で泣き叫びたい所をグっと堪え(敵に見つかっちゃいますからね・・・)、ぼっちになってしまった氷の戦士の地獄からの逃亡劇がスタートしました。
The Mighty Ride Of The Firelord #2へ続く。
・YoutubeでThe Mighty Ride Of The Firelordを見ちゃる
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【真うかつエピソード6299】
アイリン姫が酷い目に合って死んだ。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、「Dawn Of Victory」の9曲目、「The Last Winged Unicorn」その2です。そして改めてですが、この場面には少々残虐かつ暴力的な表現が含まれます。心してご覧ください。
それでは一番の邦訳歌詞をご紹介します。
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最後の翼有るユニコーン
洞穴の中七つの赤き焔が 残虐なる拷問を照らしだせり 彼が悔恨の姿をば見せぬよう 神より与えられし命を守らんが為 アイリンは非道なる辱めに耐え、黒き涙を流せり 雷の息子達が憤怒、妖しき鎖を打ち砕かん
暗黒王アクロンが哄笑が響きし中 アルワルドが頽れぬ 最早事切れし王女は、石の上に倒れり 貴様の野望は破滅へと向かわん 故に、我が魂は永久に貴様と戦わん 新たに生み出されし地獄の中にて
黄金に輝ける炎の聖なる海より 最後の翼あるユニコーンが飛翔せり 其の無垢なる魔法の吐息もて 水晶の玉座に昇天せり
酷い内容ですが、このシークエンス飛ばすと後の話が繋がらなくなってしまいますので・・・。
それにしてもオイラ初聴の時はてっきり氷の戦士がユニコーンにまたがってダークランドから逃亡するストーリーだと思ってたのよね。ちゃんと翻訳したら全然違いました;。
なお、言い忘れてましたがこの曲の前にもう1曲、インストの「Trolls In The Dark」という曲が入ります。The Last Winged Unicornの前奏に直結する同じメロディのアレンジ版といったところですが、冒頭の子供のハミングが個人的には非常に怖いです。
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
いい曲です・・・困った事に。まずギターとハープシコードによる前奏がカッコイイ・・・むっちゃカッコイイです。悲しげなメロディーが続いた後に一気に長調に転調してブラスとコーラスで一気にユニコーンが羽ばたき、姫の魂を天国に導いていく飛翔感溢れるサビ、また短調に戻りパイプオルガンとコーラスで盛り上げた後の再び転調・・・んぐぐぐ、ホンっと歌詞さえ気にしなければ色々と盛り込んだ内容の凄くいい曲なんですが;。まぁ後欠点があるとすれば忘れた頃にしゃしゃり出てくるアレシウス爺の台詞があることぐらいかしらん。
まぁしかしアレですね・・・これじゃ犬死じゃないですかアイリン姫。正直ね、オイラこの姫様の事嫌いでした。この人が人質にならなければエメソは奪われなかったし、戦士とアルワルドは生き地獄を味わう羽目にならなかったし・・・ま、ルカさんもこれはちょっと気の毒すぎると反省したか、後々これが完全に犬死ではなかったとフォローする曲を作ってますが、それはエメラルドソード・サーガでなく次回作であるダークシークレット・サーガ(しかもかなり後半)の曲になります。まぁその曲とアルワルドの男気に免じて、あと絵を描いてるうちに流石にようやく気の毒だと思えるようになりましたよ、オイラの場合。
ではもう少しだけ話を進めます。
・アイリン姫が惨殺されて以降、ダーガーは一切姿を見せませんでした。
・その間氷の戦士とアルワルドは連日のありとあらゆる拷問に耐えておりました。
・しかし戦士は薄々感じていました。姫の救出という最大のモチベーションを失ったアルワルドの方は精神的にも肉体的にも、もう限界である、と。
・そして自分の方も、そろそろだ、と。
・そんなある日、彼等が銀の鎖で繋がれている拘束場所に、
・無残にも皮膚が爛れ、半死半生としか言いようの無い状態のアルワルドが運ばれてきました。
てなところで今回は終わりです。次回は3rdアルバム「Dawn Of Victory」の最終曲、「The Mighty Ride Of The Firelord #1」を予定しております。
・YoutubeでThe Last Winged Unicornを見ちゃる
【真うかつエピソード6298】
ダークランドの捕囚となった氷の戦士とアルワルドは終にアクロンの前に引き出された。
・・・ハイ、というわけでというわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その23、「Dawn Of Victory」の9曲目、「The Last Winged Unicorn」です。前回に引き続きも複数回に分けますが、歌詞が圧倒的にネタバレ含なので、まずは状況紹介から始めたいと思います。そしてここで重大なご忠告。この場面には少々残虐かつ暴力的な表現が含まれます。心してご覧ください。
・戦士とアルワルドが捕囚になってから数日が過ぎました。
・何かまぁブツブツ悩んでますが、基本的にダーガーは常に大なり小なり何らかの悩みを抱えてる意外と気苦労の多い奴なんです。
・で、具体的に拷問が行われている7つの赤い炎が燃え盛る洞窟の間にやって来たところ・・・
・アレ・・・何か真っ白になってんじゃん・・・アイツらは多少の拷問には音を上げない骨のある連中だと思ってたんだけど、買い被りだったかなぁ・・・って・・・
・洞窟の中では、銀の鎖で手足を拘束された捕虜2名の眼前で、ダーガーすら(いやダーガーだから尚更か・・・)ドン引きするような陰惨な行為が行われていたのです、アイリン姫に対して(具体的には当然描けません・・・)。
・耐えきれず洞窟の外に出て嘔吐するダーガー(あとこの場にいないけど千里眼で見ちゃってるアレシウスも)。
・地獄の光景が終了した頃には既に姫は虫の息。それでも何とか焦点の定まらない目で、恋人の姿を探します。
・それに必死で答えるアルワルド(氷の戦士は残念ながら空気)。
・そしてアイリン姫は静かに息を引き取りました。
・なお、姫の亡骸はいらないので、何でも溶かす洞窟内の酸の池の中にボロ雑巾の如く投げ捨てられ、じわじわ溶かされました。
暗黒王アクロン、悪の限界のない男にして最低のゲスである。
The Last Winged Unicorn #2へ続く。
【真うかつエピソード6296】
まな板の鯉状態に陥った氷の戦士とアルワルドは、敵の捕囚になる道を選んだ!
・・・ハイ、というわけで長かったHoly Thunderforceの状況説明も今回で最後、その3です。
・ダークランドの敵の本拠地に連行された氷の戦士とアルワルド。
・宿命のライバルと邂逅しました。
・すれ違いざま先制口撃
・確かに交渉相手がダーガーだったらホントに何とかなってたかもしれない・・・チョロそうだもん・・・
・そんなダーガーに近づく影一名。
・まぁつまりこれがDargor, Shadowlord Of The Black Mountainで語られてた「過去の悲劇」という奴です。
・てかその話信じてるのかよ・・・だとしたらチョロいよ!お前本当にチョロすぎるよ!!!現代に生きてたらキャッチセールスで欲しくも無い絵とか高額ローンで買わされるタイプだよっっっ!!!
・・・しかし結果的にはコイツいつかデレるだろうけど、まだまだ相当時間がかかるな、というフラグが立てられてしまいました・・・。
・そしてとうとう・・・
・禍々しい負のオーラに包まれた暗黒王ことアクロンその人が戦士とアルワルドの前に姿を現します。
・何かもう、色々スマンけど、この先はギャグでも交えんと結構辛い展開なのだ・・・
・実際のところオフィシャルのキーヴィジュアルを見る限り本来はワイトキングみたいな奴です、ハイ。
---一方その頃アンセロットの砦では---
・今日も今日とて戻らぬ3人を待ち続けておりました・・・
・・・一人だけちゃっかり逃亡したアレシウス、及び空馬2頭。しかし言うまでも無くこれが一番賢い選択ではありました。てかアレシウスが初めて直接的に役に立った気はする・・・。
・しかし切り札のエメソが奪われた上に、指揮官が不在ではどうにもなりません・・・アレシウスと副隊長は止む無く砦を放棄する苦渋の決断を下し、隊を引き連れてアルガロードへと向かいました。
・いずれアクロンとの最終決戦が来る・・・その時に備えてアルガロードに兵を集中させる必要があったからです。
・多数の犠牲者を出しながらもここまで敵の猛攻に耐え抜いた堅牢な要塞は数週間後、あっさりと陥落しました・・・
てなところで今回は終わりです。次回は3rdアルバム「Dawn Of Victory」の9曲目にしてこのアルバム最大の問題曲、「The Last Winged Unicorn #1」を予定しております。
・YoutubeでThe Holy Thunderforceを見ちゃる
【真うかつエピソード6295】
エメソと捕虜を交換するためにハーガーへと向かった氷の戦士一行は、そこで敵の罠に陥った!
・・・ハイ、今回はシリーズ初の同じ曲の場面説明、その2になります(正確には次の曲との間の繋ぎの場面ということになりますが)。
曲紹介は既に終わったので、今回は絵を交えた場面説明のみです。
・敵の大軍に囲まれた氷の戦士とアルワルドは必死に戦いますが、このあまりにも不利な状況下、成す術もなく傷を負っていきました。
・もうそろそろ決着も付くか、と思われたその時、
・ヴァンカーが戦闘をを中断させました。戸惑う二人に対し、
・姫・・・そういえば先ほどの惨劇の現場にアイリンの姿はありませんでした。
・ここで戦って死ねば、まだ名誉の死と言えない事もないでしょう・・・だが捕囚となると・・・しかし姫の姿を一目だけでも確認したい・・・。
・この選択を姫の恋人であるアルワルドに決めさせるのは流石に酷。そう考えた戦士が捕囚になる提案を受け入れました。
・氷の戦士としてはアルワルドに気を使った体でしたが、少しでもアクロンに近づければ、それだけ奴を倒すチャンスがある・・・それが無理でもせめて奴の顔に唾を吐きかけてから死にたい、とも思ってはおりました。
---一方その頃ダークランドでは---
・本当にダーガーが姫の面倒を見ていたりしますが(あんのジジイこんなとこだけ本当の事言いやがって;)
・・・というより幼少時よりマトモに人間の女性と接触したことが無かったもので、ちょっとドギマギしておりました。
次回、いよいよ大ボスアクロン登場、Holy Thunderforce #3へ続く。
【真うかつエピソード6292】
アイリン姫が生きている、そして敵の捕虜になったという事実を知り、氷の戦士とアルワルドは衝撃を受けた。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その22です。
まずは今回のお話しから。
・氷の戦士たちが目指すハーガーは憎悪と混沌に塗れた危険地帯です。無事に生きて戻れる保証すらありません。
・それでも勝算が0ではない、と踏んだ一行は姫と守備隊を救出する方向に舵を切りました。
てなところで「Dawn Of Victory」の7曲目、「Holy Thunderforce」をお送りします。今回は少々イレギュラーですが、内容的にアバウトな歌詞の1番は飛ばして、具体的にストーリー進行を語っている2番の邦訳歌詞をお届けします。
聖なる迅雷
アルワルド、アレシウス及び北の戦士 彼等はハーガーへと歩みを進めし 混沌と忘却、混乱と無秩序 其れが彼の地そのもの 終に足を踏み入れし英雄達が 貴様の力を打ち負かさん 遥か彼方の山の頂より、千もの悪霊が招きたり 我は貴様の炎を見定めん 聖なる白霜に遮られし貴様の炎を!
故に、我らは風に逆らいて戦わん 我が王の栄光の為、邪悪なる敵を打ち負かさん 我らは我が君と共に突き進まん 守るべき権力と玉座の為、聖なる迅雷の名の下に
ていうか、アレシウス、お前も帯同するんかい!!!
・・・それじゃあお前らがいない間砦の指揮は誰が取るのよ・・・という尤もな理由で前回の副隊長さんを勝手にオリキャラとして立てさせていただきました。ホント、困った連中だわ。
えーまずこの曲を初めて聞いた時の率直な感想を述べましょう、これ完全なる空耳ソングですやん!!!
まずね、最初にそう聴こえちゃった文章が、
・ベロベロ便所
・・・こんな深刻な場面なのにorz。(なお、本来はSmell the hate of angelsと言ってる模様・・・エンジェルズが便所に聞こえるのか・・・)
以下
・カワセミホルダー(Cowards and beholders)
・トマトやエビ、魚に菜っ葉(Go back to your abyss,Algalord will not fall)
・ゴリアテ筋(glory of the kings)
ゴリアテ筋?ゴリアテ筋ってどこの筋肉だよ!!!
と、そっちばかりが気にかかって中々曲の内容が入って来なかったんですが、この曲ってこのアルバムはおろか、このサーガの曲の中でも屈指の人気曲なんだよな。何でだ???とむしろ疑問に思い始めた頃ようやく長い間奏に入って落ち着きを取り戻しました。あ、いやいや歌詞はアレだけど、ギターもドラムもブラスもストリングスもすげーカッコイイじゃん。よく効くとサビのゴリアテ筋(この曲何10回も聴いたがいまだにそうとしか聞こえんな;)の大合唱も迫力あっていいじゃないか。
んでもって3回目の繰り返しになるサビを聴いて!!!!!っとなりました。チューブベルだ、チューブベルじゃん!!!!!基本的にオイラはこの楽器が効果的に使われる楽曲は何でも名曲認定する傾向にあります。うん、傑作だよ、この曲!!!!!
・・・まぁしかし話戻りますが、実はDawn Of Victoryが空耳ソングだと気づいたのもこの曲のおかげだったりします。しかし不思議と言えば不思議なんですが、この曲自体は空耳アワーで取り上げられてないみたいなのよね。何でだ?
さて、ではストーリーの方をも少し進めましょう。
・ようやくハーガーに辿り着いた一行は念のためアレシウスを離れた場所に待機させ、暗黒王軍の交渉相手と接触しました。
・・・早速出鼻を挫かれました。てっきり交渉相手はダーガーだと思っていたのです。
・ダーガーなら少なくともそこまで卑劣な手段は使わないだろうし、場合によってはもっと有利な条件を引き出すことも可能なんじゃないかな・・・という甘い考えは打ち砕かれ、結局老獪なヴァンカーのペースに嵌り、エメソを渡した戦士とアルワルド。
・その後人質の引き渡し場所として指定された街の中心部まで進んでいった二人はそこで信じがたい光景を目の当たりにします。
・それは既に屍と化した騎士たち全員の姿でした。しかも全て頭と手足が胴体から切り離され、誰一人としてまともな姿の者はありませんでした(流石に絵にはせんぞ・・・)。
・ですが、戦士とアルワルドはいつまでもショックで放心状態のままでいるわけにはいきませんでした、何故なら、
・彼等の周囲は既に暗黒王の軍勢に包囲されていたからです。
・彼らに何が出来たでしょうか・・・
・・・そうです、命尽きるまで勇敢に戦って、名誉の戦死をを遂げる事だけだったのです・・・
Holy Thunderforce #2へ続く。
【真うかつエピソード6291】
氷の戦士と仲間たちが浮かれてる間、敵将のダーガーは軍勢の立て直しを図ってドラゴンランドを行進していた。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その21です。
まずは今回のお話から。
・敗走中のダーガーは行進中に死んだと思われていたアンセロットのアイリン姫とその護衛の騎士隊を発見しました。
・実はアイリン姫は戦火を逃れて砦を辛くもドラゴンランドに脱出しましたが、いつまた交戦状態になるかわからない砦に戻るよりはと、敵の目を欺くためにわざわざダークランド寄りの道を選び、ユニコーンの地、最終的にはアルガロードを目指して移動中だったのでした。
・敗走中とはいえ百戦錬磨の暗黒王の軍勢とか弱い姫を連れた小編成の騎士団では相手になりません・・・あっけなく捕らえられてしまいました。
↑・・・以上のストーリーは補足説明をオイラが何とか頑張って好意的に拡大解釈した姫の行動履歴です(実際はもっとアバウト)。
てなところで、「Dawn Of Victory」の6曲目、「The Bloody Rage Of The Titans」をお送りします。今回は一番の歌詞の邦訳をご紹介。
タイタンの憤怒
ユニコーンが駆け抜けし森の狭間よ 滝が流れ落ちし高き山の頂よ 我が目を癒せし草花よ 光に祝福されし聖なる渓谷よ 我はこの魔法の虜になりけり 素晴らしき魔法王国の交響曲に
風に乗りて運ばれし春の囁きよ 炎の地よりもたらされし風よ 神より贈られ給う穏やかなる地よ 此は虚実としか思えぬ、虚実としか!
龍どもよ悪魔どもよ、覚悟せよ! 此れぞタイタンの怒りなる! 其は荒れ狂うタイタンの怒りなるぞ! 敵将どもよ戦の神よ、覚悟せよ! 此れぞタイタンの怒りなる! 其は荒れ狂うタイタンの怒りなるぞ!
・姫が生きていた、そしてダーガーの軍勢に捕らえられたという事実は、伝令役として一人だけ返された兵士により砦に伝えられました。
・この報が入った時点で数日が経過しており、既にダーガーの軍勢はドラゴンランドを通過し、どうあがいても彼らがダークランドに到着する前に追いつくことは物理的に不可能でした。
・氷の戦士とアルワルドはこの信じがたい知らせを聞き怒りに震えましたが、出来る事と言えば暗黒王からの伝令が到着するまで如何にして敵から捕虜を奪還するか?その策を練りながらじっと待つことだけでした。
ピアノとリコーダーの前奏からスタートする前半は悲しみに満ちた切なげな4拍子のスローバラードです。雰囲気的にはWings Of Destinyに近い感じで、花鳥風月を愛する氷の戦士らしいポエムが続きますが、途中から曲調は一転します。なんとまぁLegendary Tales以来久々となる3拍子です。フォーク色の強いレジェンダリー・テイルズと違い重量感のあるサウンドで怒りを表現しておりますが、そのサビを朗々と歌い上げるボーカルの歌声は後半に行くに従ってどこか涙交じり。改めてファビオさんの表現力の高さが窺い知れる名曲です。
・・・いや、名曲なんだけどなー、どうしてもメタルバンドは疾走曲に人気が集まりがちなので、このアルバムの中では比較的地味な曲扱いされているのが実に悲しい。オイラはこの曲すんごい好きなんだけどなー。一頻り憤怒した後、でも現実問題姫様と護衛隊どうやって助けよう・・・いい策が全然思いつかないんだけど・・・って閉塞感による悲しみを表現したかのような切ないリコーダーの響きで終わるラストも好き。マヌエルさん大活躍。
さて、もうちょいストーリーの方も進めましょうか。
・数日が経ち、とうとう暗黒軍の伝令が到着しましたが、彼らの出した条件は、「エメラルドソードを渡せば捕虜の命は保証する」という予想通りではありますが、いかにも承服し難いものでした。
・氷の戦士はこの剣が敵方に渡ったらどんな恐ろしい事に使われるか理解していました・・・エメソの正当な所有者である彼はこの武器の持つ力を誰よりも体感していましたから。
・しかし氷の戦士も、親友の苦悩する様を見て(何せ恋人である姫は元より、その護衛の騎士たちは元々アンセロットの騎士でありアルワルドの部下なのです。ロアガード出身の氷の戦士とは思い入れが違います・・・)、ついに決断します。
で、
・彼等はエメソの受け渡し指定場所であるダークランドの外れにあるハーガーという街に向かいました。
・その一方で、
・最悪の事態も想定して・・・
てなところで今回は終わりです。次回は3rdアルバム「Dawn Of Victory」の7曲目、「Holy Thunderforce」その1を予定しております。
・YoutubeでThe Bloody Rage Of The Titansを見ちゃる
【真うかつエピソード6290】
ここの所涼しい日が続いており、そろそろ半袖は仕舞った方がいいかなー、と思い込んだ頃にまた暑い、まぁそんな十五夜です。こちらなかなか良いお天気。
てな時候の挨拶も済んだところで今週の珍名馬予想いってみましょ!
2016年9月17日(土) 4回中山3日1Rサラ系2歳 未勝利 牝オネスティビリー・ジョエルですね・叶哲也
6Rサラ系2歳 新馬ルア2文字シリーズかつ人名シリーズ。恐らく野球選手か大統領・榊原浩一
2016年9月17日(土) 4回阪神3日
1Rサラ系2歳 未勝利 牝モンローつま先立てて海へ~・(株)カナヤマホールディングス
5Rサラ系2歳 新馬スーパーヒーロ最後なんで音引き付けないの?先代の引退から5年以上経ってるが・田畑富子
6Rサラ系2歳 新馬シャーロックホームズ・薪浦州平
8R第18回 阪神ジャンプステークス(J・GIII)ツイセキシャ障害の場合は先行タイプが有利って気がするが・小田切光
9R野路菊ステークスオイカケマショウ小田切一族は追いかけるのが好きなんだな・小田切有一
2016年9月18日(日) 4回中山4日
1Rサラ系2歳 未勝利デストロイ中々酷いネーミングだ;・諸岡慶
5Rサラ系2歳 新馬 牝アヤシ怪し、かと思ったらまさかの地名だよ。しかも愛子だよ、難読駅の・木村廣太
8Rサラ系3歳以上 3歳以上500万円以下 牝アウアウ勝ち上がってた・金子真人ホールディングス(株)
さて今週の注目馬はオネスティ。と言えばまぁビリー・ジョエルの名曲ですが、意味は「誠実」とかまぁ普通よ(^^;。しかしビリーさん、若いころは涼しげなイケメンだったけど、最近はその、すっかり恰幅が良くなり頭がお寂しくあらせられて・・・しみじみ。
でもって今週は勇者ラジオ連動みんなの予想のコーナーがあります。魔女っ子になかなかエンチャッテッドランドから戻ってきやがらねえと文句言われたけど、少なくとも競馬の時は戻って来てるんだから少し大目に見てクレヨン。
【真うかつエピソード6289】
氷の戦士と仲間たちはドワーフの村で歓待を受けた。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その20です。
・氷の戦士とアルワルド、及びその軍勢の皆さんが浮かれてる頃、敵将ダーガーはドラゴンランドを行進しながら軍勢の立て直しを図っておりました。
てなところで、「Dawn Of Victory」の5曲目、「Dargor, Shadowlord Of The Black Mountain」をお送りします。今回はこのシリーズ初の敵側視点メインの歌になります。歌詞にアクロン、ヴァンカーの名前が登場するのも初めてかな。まずは1番と2番の邦訳歌詞からドウゾ。
黒き山の闇将軍・ダーガー
剛毅にして勇猛、其れこそ影の闘士 彼の者はダークランドの貴公子・・・その名はダーガー ヘルムの老いたる魔術師ヴァンカーが義子 狂気に満ちし悪魔の弟子也
誇りと名誉の狭間にて炎が燃え上がれり 彼の暴龍が如き胸の内には鋼の鼓動が脈打たん 邪教と向き合い、漆黒の夢に捉われし国の貴公子
歴代の王の伝説を風に乗せて歌わん 灰塵に覆われし王国に我らが意気を広めんが為 英雄を失い、今や闇の将軍に蹂躙されし祖国に
権力と栄光を求むるも、其は邪悪なる側に依れり 過去の悲劇に拠り、彼は陽光をば放棄せり 然し、アクロンは其の日の全ての真実を熟知せり 彼の者は彼を闘士にせんと欲す、勇猛なる戦士に
サビの魔法王国軍の皆さんが「お前なんかにゃ負けねぇぞ!」てな声を上げているパートを除けば、ほぼほぼ敵キャラの紹介という、ある意味斬新な歌ですね(^^;。しかしまぁ・・・何だ、この歌詞から既に相当の厨二っぷりが窺えますが、折角なので補足にある彼の人となりをもう少し詳しく紹介しましょう。
・ダーガーは人間と悪魔のハーフである
・He's prince of the darklandsとあるが、別にアクロンの息子というワケではない(従ってprinceは「王子」じゃなく「貴公子」と訳させてもらったよ)
・過去に起こった悲劇的な事案により、人間側と縁を切り、暗黒軍の軍門に下った
・その際暗黒軍の黒魔術師にしてアクロンの腹心・ヴァンカーの養子となり、彼に英才教育を受ける
・その一方で、本を読んだりなんだりして、独自の思想と哲学を持っており、時折主のアクロンに意見する事もあった
・好戦的だが基本的に卑劣な手段は好まず、正面から正々堂々と戦うタイプ
・そんなワケでズルい卑怯は敗者の戯言、勝てばよかろうなのだぁ!思想が主流の暗黒王軍の中では若干浮いている
・つまりまぁ何だ、これは独自解釈ではあるが、こういうことかな?
つかさ、主人公は生い立ちはおろか本名すら語られていないというのに何なんだ、この詳細設定は(^^;。信じられますか、この厨二の数え役満キャラ考えたの世田谷のラノベ作家とかじゃなくイタリア人ギタリストなんだぜ・・・。
まぁしかしここまで分かりやすい伏線張られたら大概の聴き手は思うでしょう。コイツ絶対いつかデレるな・・・。
歌詞は数あるこのサーガの曲の中でも相当厨二臭い部類ですが、曲の方も中々・・・(^^;。まず出だしからしてファビオさんの「ダーゴォォォルルル」ってなロングシャウトです。アンタ、メタルのボーカルにしてはあんまりシャウトしない方なのに、何故ここで敵将の名前を高らかにコールするかね?初聴で吹きそうになったわ(笑)。
でもまぁ総合的に見てこの曲無茶苦茶ノリが良くてカッコイイのよね。特にギターソロとシンセの掛け合いによる間奏は1stのキラーチューンLand Of Immortalsのそれに勝るとも劣らない激しさ、ラストの「reigns the shadowlord」の繰り返しによる〆も綺麗に決まってます。タイトルが長くて覚え辛いのがアレですが、このアルバム内でも人気の曲である点は頷けます(なんせこの曲Dawn Of VictoryやWisdom Of The Kingsといったベスト盤に選ばれた曲を差し置いてジョイサウンドのカラオケに入ってますからねぇ)。
で、そのダーガーですが、ドラゴンランドを行進中に、
何やらとんでもない物を見つけてしまったようですよ・・・。
どうしてこうなったかについては次回にて。
てなところで今回は終わりです。次回は3rdアルバム「Dawn Of Victory」の6曲目、「The Bloody Rage Of The Titans」を予定しております。
・YoutubeでDargor, Shadowlord Of The Black Mountainを見ちゃる
【真うかつエピソード6288】
氷の戦士と仲間たちは暗黒王軍を撃退した!
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、通算その19です。
・ここまで防戦一方だったアンセロット軍は、エメソパワーで敵を蹴散らし、街の後方ドラゴンランドまで敵の前線を後退させることに成功します。
・勝利を確信した一行は近くにある隠し谷にあるドワーフの村で歓待を受けました。
てなところで、「Dawn Of Victory」の4曲目、「The Village Of Dwarves」をお送りします。短い曲なので今回は一番と二番の邦訳歌詞をドウゾ。
ドワーフの村
ガンダーの隠し谷を歩まば ロークのドワーフ達が名誉に浸りおり
炎と風、殊に古の王の伝承をば称えし踊り 我らが勇将方は喜び給う 此の谷間のドワーフの村にて
エルフ達が悠久なる柳の下にて戯れり 青と赤に染め上げられし我が愛する祖国よ
合戦の後の休憩モードですね。手前味噌ですがこの邦訳ちょっと気に入ってます(笑)。
この一連のシリーズには何曲かフォーク調の曲がありますが、中でも一番古民謡風味が強い曲です。Aパート、Bパートしかない非常にシンプルな作りの曲ですが、疾走曲2曲の後だと染みるんだなぁ、これが。スタタタン、スタタタンと静かに叩かれるスネア、合間合間に流れるリコーダーの音色が実に心地よいです。ちなみにこのリコーダー奏者はキーボードのアレックス・スタロポリさんの弟のマヌエル・スタロポリさん。正式メンバーじゃないですが、もう正式メンバーでもいいんじゃねぇか、ってなぐらい各所で参加してます(笑)。
さて、ドワーフの村で心地よい一時を過ごした氷の戦士とアルワルド。しかし、この一時が彼らのこの戦争における最頂点になろうとは・・・次回、アイツがとんでもない事をやらかしてくれるおかげで彼らの命運は急転します・・・。
てなところで今回は終わりです。次回は3rdアルバム「Dawn Of Victory」の5曲目、「Dargor, Shadowlord Of The Black Mountain」を予定しております。
・YoutubeでThe Village Of Dwarvesを見ちゃる
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