日々うっかり
【真うかつエピソード6332】
前回のあらすじ:
氷の戦士は助けたダーガーに不意打ち喰らって重傷を負った。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その35、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より7曲目「Steelgods Of The Last Apocalyps」のご紹介、その1です。今回は状況説明をしたいと思います。
・未だどうしていいかわからず自問自答するダーガーの前に現れたヴァンカー。
・そのまま重症を負い気絶した氷の戦士を見下ろして、「おや?まだ生きておったのか。ならば・・・」
・と、部下の悪魔兵に止めを刺させようとした所で、反射的にダーガーは思わず止めに入ります。
・・・「何故止める?」と義父に問われて出た台詞は、
・・・本人も驚くほどの心境の変化でした。勿論本当に拷問したかったわけではなく、何故かここに来てどんな手を使ってでも戦士を助けたい、という衝動に駆られていたのです。
・ともかく、「確かにその方が、アクロン様もお喜びになりっそうじゃのー」と同意したヴァンカーによって、戦士は簀巻きにされます。
・更にえっほえっほと戦士を本体に運ぶ途中で、ダーガー一行は、後方支援部隊の連中と出くわします。
・当然のように皆殺しにせよ、と命じるヴァンカーに対し、またまた止めに入るダーガー。
・これには流石に怪訝な顔をする師に対し、言った台詞が、
・・・「ああ、それはナイスアイデア、成長したのぅ、お主♪」と、ニヤけるヴァンカー。
・一方、氷の戦士が捕虜になった事を知った支援隊の連中は、怒りの視線と罵声をダーガーに投げかけます(彼等の殆どはアンセロットの砦の守備隊の生き残りで構成されていますので、元々ダーガーの事は憎悪していました)。
・そんな中この隊の隊長を任されていた冷静な元・砦の副隊長は、何故ダーガーが自分たちの命を助けるような真似を・・・?と困惑しておりました。
・・・そしてダーガー、彼もまた自分の矛盾した発言の意味が理解できず、困惑しつつもその後は淡々と本体に合流して行きました。
・・・そしてその2か月後、
・・・アルガロードの王都は陥落しました。
個人的にはよく2か月も持ったと思いますけどね・・・。
Steelgods Of The Last Apocalypse #2へ続く。
・Youtubeで Steelgods Of The Last Apocalypseを見ちゃる
【真うかつエピソード6330】
前回のあらすじ:
氷の戦士の一撃を避けようとしたダーガーは、体勢を崩して崖から転落した。
・・・ハイ、というわけで前回に引き続き今回も状況説明から入ります。
・転落したダーガーを救出した氷の戦士・・・。
・そのままくどくどとダーガーの説得にかかりますが、肝心のダーガーの方は、
・何故戦士が命を救ってくれたのか理解不能、かつ、先ほどまで首を絞められていて頭に血が回らない状況・・・戦士が何か喋っているのは理解していましたが、内容は全然頭に入ってきません。
・何故だろう・・・何故だろう・・・この目の前の男は仇敵のはずなのに・・・そう・・・仇敵・・・
・次の瞬間・・・
・一瞬の出来事でした・・・まさかダーガーに反撃されるとは露ほども思っていなかった戦士にこの一撃は回避出来ませんでした。
・致命傷、という程の深手ではありませんでしたが、激痛と出血により「何で・・・何でだよ・・・」と言いたげな目で凝視するのが精いっぱい。
・一方ダーガーの方は、その目線を背中で感じつつも、血刀を握りしめたまま、ただただ呆然とするばかりでした。
大分前置きが長くなりましたが、それでは5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より7曲目「Lamento Eroico」、ようやく1番の邦訳歌詞のご紹介です。
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英雄の嘆き
我が内なる木霊が壊れ、色褪せん
険しき双眸の天使を見るべくも無く
古代の韻律が響きし中、我は無力となりぬ
傷付き瀕死となりたる白鳥が如く・・・
悠久なる森羅万象の理に背き
真実は今や引導を渡され、闇の中
別離の涙が暗黒の虚無に注がれん
誠実にして誇り高き、我が人生の行末・・・
雷鳴よ
我が英雄の嘆きを
宿命を・・・現実を打開せよ!
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ではそろそろ曲紹介に参ります。
以前チラっと触れた全編イタリア語の歌詞の歌です。グーグル先生とエキサイト先生頼みでで伊語→英語→日本語と訳していますので多少間違いあるかも・・・あと自分でも相当意訳している自覚はあります。CONSUMA LA REALTA'!とか直訳したら「現実を消費せよ」とかえらく変な日本語になるし。
曲の方は数少ない非メタル曲です。スローバラード+合唱・・・なんですが、バラード部はともかくサビの合唱部が凄い。何とファビオさんファルセットで歌ってます、ビックリ。これがまた綺麗なテノールなんだ。あなた今までそんな声一回も出してなかったじゃないの・・・雰囲気としてはもうこれはオペラのアリアですね。イタリア人歌手の矜持を感じる一曲です。
しかし歌詞の内容はアレだ、戦士の本音がバリバリ溢れているというか、珍しく弱音を吐きまくってます。サビで何とか前向きな事言ってますが、これも戦士視線じゃないですね・・・誰の目線なのかは謎。この場面を見ていたアレシウスも後に、この時ばかりは「\(^o^)/オワタ」と思ったと吐露してますし。この時点で状況を把握している残る王国側の人物といったら・・・アレか、神か・・・神なのかなぁ。それならオペラ仕様の荘厳かつド迫力なサビも納得いきますしね。
ところでこの曲、荘厳かつド迫力である点は認むるにやぶさかではないですが、ベスト盤の〆の曲なのは納得いかない・・・。ストーリー上のこの曲で終わるってのは、スターウォーズで言ったら「ジェダイの帰還」でルークが銀河皇帝に殺されかけてる辺りで完結した、ぐらい中途半端な終わり方なんですけど。
でもま現実問題ストーリーをちゃんと完結させて終わろうと思ったらこのアルバムの最後の曲で終わらなきゃいけないのですが、あの曲を含めてCD1枚に収めるのは無理だろうなぁ・・・。
ではもう少し話を進めましょう。
・徐々に現実に立ち返ったダーガーは自分の仕出かした事に困惑します。
・(成程、氷の戦士は私にとって仇敵かもしれないが、直前に彼は命を救ってくれた・・・その事に関しては恩義ととるべきだ)
・(しかし私はその恩義を仇で返してしまった・・・それだけでも私の信条に反する行為だが、しかも彼は何か自分に重大な事を伝えたがっていた・・・)
・(少なくとも話ぐらいは聴くべきだった・・・私は人としてやってはいけないことをやってしまったのではないか?)
・(・・・!?人として?私は今人として・・・と・・・???・・・この誇り高きダークランドの貴公子が・・・)
・そこへ、
・(父・・・・・・は・・・一部始終を見ていたのというのか・・・)
てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の8曲目、「Steelgods Of The Last Apocalypse #1」を予定しております。
【真うかつエピソード6329】
前回のあらすじ:
氷の戦士とダーガーの激しい一騎打ちが始まった。
・・・ハイ、というわけで前回に引き続き今回もLamento Eroico(正確にはAgony Is My NameとLamento Eroicoの間ですが・・・)の状況説明の続きになります。
・斬り合いの中、少し冷静になってきた氷の戦士はどうもダーガーが自分について激しく誤解している部分があるな・・・と思い始めました。
・どうやら奴は俺が20年も前に一族郎党を残虐に皆殺しにした、と子供の頃から吹き込まれてきたらしい。
・そして氷の戦士もようやく本来の目的を思い出しました。ダーガーが自分について誤解があり、それで敵愾心をむき出しにしているというのなら、その誤解を解けば話し合いの余地があるのではないか、と。
・何とかしてその余地を作ろうと攻撃の手を緩める戦士でしたが、無論ダーガーの方はそんな事ぁ知ったこっちゃありません、逆に勢いづき、ここぞとばかり攻勢に出ます。
・そして終に決定的な一撃を与えるチャンスを得たと見るや剣を構えこう叫びます。「今こそ我が正義の剣の餌食になれ!」と。
・(・・・『正義』だと?今正義つったか、コイツ!?)
・この一言にここまで忍耐強く説得のチャンスを伺っていた戦士が終にキレました。
・「小僧・・・お前な、さっきから惨殺された一族の仇だとか何とか言ってるけどな」
・この不意な質問に一瞬動きを止めるダーガー。
・「見てねぇだろ?見てるワケがない。実際、やってねぇからな、俺は!!!」
・何を今更言い訳を・・・とダーガーの繰り出した剣を戦士が軽くいなします。
・「縦しんば、俺がお前の一族を殺していたとしてもだ、じゃあお前らのやってる事は何なんだ?俺の部下を惨殺し、手足を切り落とし、死体を食い散らかし・・・村を焼き、森を焼き、罪なき村人を殺し・・・あまつさえ無抵抗の女子供までもだ、それがお前らの言う正義だとでもいうのか!?ああ゛~~~!!!」
・・・吐き捨てるように例のデカい声で吠え続けながら凄みのある剣で圧倒してくる戦士・・・一体どこにそんな余力が、と内心驚くダーガーに更に畳みかけるように、
・「今上げた話はな、実際にこの戦場で起こった事だ。お前は今この前線に着いたばかりのようだから見てないかもしれない、だがな、お前は見ただろう?その場にいただろう?アイリン姫があんな、あんな酷い目に合ってだな、どれだけ惨たらしい殺され方をしたか!!!!!」
・・・流れで発した台詞ではありましたが、この発言はダーガーに、
・深く刺さりました。
・戦士は知る由もない事でしたが、彼女の死はダーガーにとっても結構なトラウマになっておりました。
・彼と姫が一緒にいた時間はひと月もありませんでしたが、その短い触れ合いの中でダーガーは姫の笑顔に癒され・・・結果的にその笑顔を奪ってしまった事に耐えがたい程の負い目を感じていましたから・・・もっと下世話な言い方をすると、要は彼女に恋心を抱いていたのです。
・更に反撃の手を緩めることなくダーガーを追い詰める戦士。
・・・この一騎打ちが始まった時点では二人は互角に戦っていました・・・故に実力は同程度・・・とダーガーは思っていました。
・ですが、実際のところ、単純な剣の実力では氷の戦士の方が上回っていたのです。
・考えてもみてください、一騎打ちが始まる前に既に何百もの敵を切り捨て疲弊した氷の戦士と、戦場に到着したばかりのダーガー・・・この体力面では明らかに戦士が不利な状況で二人は互角の勝負を繰り広げていました。
・動揺したダーガーと本気を出した戦士では戦士の方が圧倒して当然・・・終にダーガーは崖の淵まで追い詰められ、
・態勢を崩し・・・転落します。
・そのまま谷底まで落ちてしまえばまだ楽だったかもしれませんが・・・幸か不幸か崖の途中の木の枝にマントが引っかかり、彼の首をじわじわと絞めつけました・・・このままでは縊死するのを待つばかり・・・
・・・まさかこんな情けない死に方をする羽目になるとは、無念・・・
・と、思いきや。
・・・え?
【真うかつエピソード6328】
前回のあらすじ:
極限状態の戦士は最悪のタイミングでダーガーと邂逅した。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その34、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より7曲目「Lamento Eroico」のご紹介、その1です。今回は状況説明をしたいと思います。
・場面は再び魔法王国軍後方物資支援隊・・・
・惨状の中、ようやく何とか生き残っていた氷の戦士の直属剣士を発見します。
・剣士の手当てをしつつ、前線の様子について問う部隊長に対し、剣士は、最前線の部隊が壊滅状態である事、守るべき将軍とも逸れてしまった事を断腸の思いで告げました。
・その時兵士の一人が、はるか遠く、月の逆光に浮かび上がるシルエットに気付きます。
・激しい斬り合いを開始した氷の戦士とダーガー、2名の姿でした。
・この2名の一騎打ちは魔法王国の歴史の中でも屈指の名勝負として伝えられておりますが、魔法王国側で肉眼で実際にその様子を目にする事が出来たのは、たまたま物資の輸送で前線近くまで来ていたこの連中だけでした。
・しかも2名は闘いが長引くにつれ、どんどん部隊から離れて行ってしまったため、その結末までを見たものは本人たちを除けば千里眼で見ていたアレシウスだけだったのです・・・
・さて、では実際にどんな勝負が行われたのか語る事にいたしましょう(と、言いつつこの場面歌になってないし、補足でも数行で片付けられてるんでほぼオイラの脚色ですよ(^^;)。
・序盤からお互い全力を出し尽くしての互角の戦いとなりました。
・元から興奮状態だったのに、相手が想像以上の好敵手!と判断した2名はどんどん戦いに夢中になっていきます。
・取り分けダーガーは、戦士の事を仇と認識しているので、
・もう、この状況が楽しくって仕方がありません。
・一方戦士の方は、まぁ戦場で敵としてまみえれば、そんな事態にもならぁな、と冷めた態度で挑発を受け流しますが、
・(いやしかしなぁ・・・俺も一々相手の顔を覚えてるわけじゃねーが、コイツに似た奴斬った覚えはねぇな・・・コイツ一族の中でもかなり毛色の変わった見てくれなんかね?)
・・・なんて考える余裕が出来る程度に、徐々に興奮状態から冷めて行きました。
・反してどんどん気分が高揚していくダーガーが発した台詞・・・
・「20年前・・・幼い子らまで惨殺された惨劇の仇!!!」
・(つか・・・)
・(前々から思ってたんだけど、コイツ何か俺の事誤解してない・・・???)
・ふと湧いた疑問に戸惑う戦士でした。
【真うかつエピソード6326】
前回のあらすじ:
激しい戦闘が続く中、徐々に戦士は正気を失っていった。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その33、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より6曲目「Agony Is My Name」のご紹介、その2です。早速一番の邦訳歌詞をご紹介しましょう。
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苦悶、其は我が名也
一つ、苦痛の為、二つ、我が名の為
三つ、我が素晴らしき王国の為
四つ、我が王の為、五つ、我が王妃の為
六つ、今や地に落ちかけたる我が理性の為・・・
大地が我を求めたり!
生命、死、栄光、名誉・・・
アイリン、アルワルド、タロス、忘れ難き悪夢よ
恐怖と死が我が行く手を交錯す
全てが信じ難き光景に塗り替われり
村々は燃え上がり、暗黒の戦火が広がらん・・・
其は森の中枢に飛び火せり・・・
愛する木々を焼き尽くしつつ!
生命、死、栄光、名誉・・・
惨劇の空間、拍子掻き乱し、人心狂気に至らしめん!
アルガロードは神聖なる復讐を求めたり
勇士達の憤怒は我が手の中に
激情は直ぐに呼び起こされん
奴等は我が銀の刃を喰らわん
然して奴等は予言の成就を目の当たりにせん
そも苦悶・・・こそ我が名なれば
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それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
前曲ほど激しい曲ではないですが、合間に挟んだ女性コーラスや歌詞で戦場の狂気を表現した上質のメタルナンバーです。サビの曲調は1stアルバムのLord Of The Thunder以来久々となるロシア民謡風のテイストを取り入れており中々印象的。
歌詞的にはほぼ前回紹介した通りの内容です。子供の悲鳴の幻聴も2番の歌詞でしっかり聞いてます。いやはやしかしForest Of Unicornsの伏線をここで回収してくるとはねぇ・・・しかも悪い方向で;。
それではもう少し物語を進めましょう。
・正気を失いかけながらも何とか道を切り開こうと、只管剣を振るい続けた氷の剣士。
・気づけば周囲の敵は斬り払いつくしていましたが、味方も誰一人いない、立っているのは戦士のみ、という状況になっておりました。
・つまりは戦士は何とか生き残れましたが、部隊は壊滅状態・・・というわけです。
・死屍累々の中呆然と膝をつく戦士の下へ、月光を背に近づいてきたのは・・・
・方や、何故かアクロンから前線に出ることを禁じられ、ようやくゴーサインが出たものの、敵はほぼ壊滅状態で戦う相手が見つからず、ただただフラストレーションが溜まる中、血の海の中駆けずり回って、ようやく戦士を見つけて狂気ボルテージMAX状態のダーガー。
・方や、戦闘が始まる前はあんだけ会いたかったのに、自分のせいで部隊壊滅、敗色濃厚、民間にも被害が出ているというメンタル大打撃コンボによりすっかり理性を失い、話し合いなどする気にもならない、これまた狂気ボルテージMAX状態の氷の戦士。
・・・お互いこれ以上ないというぐらい最悪のタイミングでの邂逅でした。
てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の7曲目、イタリア語なもので分かりづらいと思いますが、またまたタイトルからして嫌な予感しかしない「Lamento Eroico #1」を予定しております。
【真うかつエピソード6325】
前回のあらすじ:
終に魔法王国軍とダークロード軍の全面戦争は、戦士の奮戦も虚しく、物量に勝るダークロード軍の攻勢に押されっぱなしだった。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その33、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より6曲目「Agony Is My Name」のご紹介、その1です。今回は状況説明をしたいと思います。
・決戦が開始されてから数週間ほど後の魔法王国軍後方物資支援隊・・・
・イレンガードの同朋の一人が、信じがたい光景を目の当たりにします。
・隊長殿は見てました。知ってました。
・そしてその炎は徐々に広がり、ついには森を焦がし始めました。
・アンセロットへの道中、氷の戦士の心を奮い立たせ、ダークランドからの逃亡時、優しく出迎えてくれた、太古の戦火にも耐え抜いた、あのユニコーンの森が、です。
・こうなったのは前線がどんどん後退しているから・・・戦士は自分の不甲斐なさにどうしようもない憤りを覚えます。
・それでも何とか耐えて血塗れになりながら剣を振るってきた戦士の心を打ち砕く一撃・・・どこからともなく彼の脳裏に響いたとある音・・・
・それは精神的に追い詰められた戦士が聞いた幻聴でした。
・ですが、その声はダークランド軍が活動を開始してから、常にこの国のどこかで鳴り響いていた声でもありました。
・そしてこの先もどこかで鳴り響くのでしょう・・・何故なら既に敗色濃厚・・・現にダークランド軍は王都に向かってどんどん侵攻しているのです。
・ユニコーンの森の神聖な村同様、目についた村を焼き払い、村人を惨殺しながら・・・
・予てからアルガロード国王とアレシウスは戦士の事をエメラルドソードの探索をするには申し分のない技量、そして勇猛さと慈悲深さを備えた人物だと評していました。
・しかし大軍団を束ねる将軍となるには、その慈悲深さが仇になるのではないかと、ずっと危惧しておりました。
・・・そう、氷の戦士・・・自分がどんだけ傷付こうが苦しめられようが歯を食いしばって耐える事の出来る屈強な猛者でしたが、
・自分のせいで他者が傷付くことに関してはもろにダメージを喰らってしまう感受性の強すぎるお人よしだったのです・・・
【真うかつエピソード6323】
前回のあらすじ:
アルガロードを出立した氷の戦士率いる魔法王国軍は、ついにダークランド軍と激突した。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より5曲目の「When Demons Awake」のご紹介です。なおこの場面には少々残虐かつ暴力的な表現が含まれます。心してご覧ください。
・いよいよ魔法王国の歴史上、最も激しく、また最も陰惨とされる熾烈な戦いが始まってしまいました。
状況説明は殆ど歌詞に記されています。てなわけで一番の邦訳歌詞のご紹介から入ります。
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悪魔が目覚めし時
嗚呼神よ!見捨てる事なかれ、我は生きねばならぬ
不浄なる光景、永劫の血塗られし夜
彼奴は儀式を宣告し、汚辱に塗れし女王が目覚めぬ
因はあの剣に有り、我が剣は今やアクロンの手中
悪魔の吐瀉物、死の猛毒
其が我の理性を打ち砕き、我が行く手を阻めり
奴等は血を飲み干し、犠牲者の苦痛の中恍惚に浸れり
血肉を喰らい、脳髄を貪り尽くしつつ
脳髄を!脳髄を!
地獄の底より吐き出されし死者と吸血鬼
其は邪なる王に従いし新たなる軍勢
神々の復讐、直に奴らの頭部を切り落とさん
嗚呼!混沌の運び手よ、貴様は全てに代償を払わん!
我が周囲に臓物が降り注ぎ、同胞達は切り裂かれん
嗚呼!傷付きし貌よ、飛び散る軍勢と骨よ
血塗られし下郎共を打ちのめさん、悪魔の穢れし魂を
貴様の下劣なる申し子を忘却の彼方に屠らん
申し子を!申し子を!
我こそは北方の戦士
迫り来し死者の軍団を狩る者
我こそは無慈悲なるタイタンの使徒
今や悪魔が目覚めし時、其の時なれば
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・状況は明らかに不利でした。
・ダークランド軍の先兵として送り込まれたのは主に暗き地平線の女王率いる死者の軍団・・・
・奴等は恐れを知らない上に、人間を餌としか認識していない恐るべき敵であり、しかもいくらでも補充が効くので捨て駒としても申し分のない連中でした。
・戦士も獅子奮迅の如く戦いました。しかし自分の周囲の敵を蹴散らすのが精いっぱい。
・前線の兵士たちは次々に手足をもがれ、首を刎ねられ、しかもその死体を無残にも喰われ・・・血を吸い取られ・・・
・そんな悲惨な状況にも関わらず、戦士は一切部下を手助けする事が出来ませんでした。
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
このアルバムでは最終まとめソングに続く長さを誇る6分オーバーの大作です。ジャンル的には実にわかりやすい、ずばり、デスメタルです。この曲前奏が一分以上あるんですが、終了後にいきなりファビオさんのデス声が響いた時は流石にビックリしましたよ(^^;。しかも声が左右のスピーカーから交互に聞こえるという凝った仕様、激戦の中部下がバタバタ斃れているのに何もできない自分への葛藤が自問自答という形で表現されている、といったところでしょう。テンポを落としたサビの口上も悲壮感タップリで実に素晴らしい。デスメタらしく途中で思いっきり"F**k you"なんて言っちゃったりもしてますが(全47曲中このリリックが出てくる唯一の曲です(^^;)、デスメタ部とサビのメリハリが効いた逸品、個人的にはこのアルバムではPower Of The Dragonflameに次ぐお気に入り曲です。
惜しむらくは間奏のシンセの8bit風安っぽい音色がちょっとなぁ・・・とは思いますが。この音色はアルバム中の他の曲でも使用されていますが、特にこの曲では悪目立ちしております、ホント惜しい。
あと、この曲スタジオでは重ね撮りが出来るから問題ないけど、ライブではどうするんだろうな?ツインボーカルでもない限りどう考えても息が続かないと思うんだけど・・・という心配はどうやら「ライブではやらない」という手段で解決したようです(^^;。ちなみにカラオケにも入ってません・・・DAMのリクエストには登録されてるけど一人で歌えたら大したもんだ。
ではもう少しだけ話を進めましょう。
・戦士が部下を手助けできない、それには大きな理由がありました。
・まずこの戦争における彼の「しなければならない事」の優先順位について説明せねばなりません。
・「1.アクロンの討伐」。これは何よりも優先される目的ですが、あくまでも最終目標です。
・「2.エメラルドソードの奪還」。アクロンを斃すには絶対に必要なものです・・・1.と同等の優先順位といっていいでしょう。
・「3.アクロンの軍勢を打ち破る事」。ここから先は努力目標、ということは国王やアレシウスから口酸っぱく言われていました。
・「4.アルガロードの防衛」。王都を落とされては事実上の敗北ですが・・・それよりもアクロンを何とかするのが彼の役目なので優先順位としてはこの位置。
・この時点でかなりの無理ゲーですが、これに加えて1~4を達成する為の戦士個人の目的として「5.ダーガーの説得」があります。
・以上の事を踏まえた上で、実は1~5よりも更に優先順位の高い「やってはならない事」がありました。
・「0.大前提としてアクロンを斃すまでは何があろうと絶対に死んではならない」。
・予言書に書かれた勝利に到達するには、エメラルドソードの正当なる所有者である戦士は、アクロンに止めを刺すその時まで確実に生き延びねばならないからです。
・その為には部下がどんだけ死のうと構ってはならない・・・生き残る事を最優先にしなければならない・・・
・自分の為に誰かが犠牲になる・・・これは戦士にとって耐え難い苦痛でした。
・心を鬼にして無慈悲になり切る事を決めたはずの戦士・・・ですがこの状況は確実に彼の心身を蝕んでいきました。
・しかも、これ以外にも更に戦士を苦しめ、決定的に追い詰める事になる別の出来事が、この後に起こったのです・・・
てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の6曲目にして、今回に引き続きタイトルからして嫌な予感しかしない、「Agony Is My Name #1」を予定しております。
・Youtubeで When Demons Awakeを見ちゃる
【真うかつエピソード6322】
前回のあらすじ:
とうとうダークランド軍が本格侵攻を開始した!
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より4曲目の「The March Of The Swordmaster」のご紹介、その2です。まずは軽く状況説明から。
・出立する大軍団を一目見ようと、アルガロードの沿道には数えきれないほどの人々が見送りに訪れました。
・その声援を背に受け先頭に立つ氷の戦士の周囲は、南の国から馳せ参じてきた、誇り高く勇敢な剣士達によって固められておりました。
それでは一番の邦訳歌詞のご紹介から入ります。
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剣士の行進
馬を引け!斃せ!我らが剣の餌食となれ!
血塗られし泪の河に沿いて行かん
我が手には輝ける必殺の剣が有り
我等は行進せん、クロンの邪悪なる陰謀により
犠牲になりし我らが同朋の名誉の為
聖なる森の湖を越え
赤き波が荒れ狂う海に到達せんと
暗黒王はアルガロードに侵攻せり
奴等を止めねばならぬ・・・今が其の時也!
進軍!進軍!
・・・勇敢なる剣士よ!
行進!行進!
・・・偉大なる剣士よ!
暗黒王の敗北を風に求めん・・・!
陽の光の中へ向かい
我等が英雄は暗黒王を仕留めんが為行進せり
彼の者は崇拝せし神の血に因りて生まれ変わりし
彼の神・・・其れぞ災いの根源クロンなる
彼の者の力をば打ち負かさんが為進軍せよ
暴風の如く、迅雷の如く
太陽と月の同盟・・・
其は偉大なる剣士の盟約也!
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それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
ハイスピードなメタルナンバーな2曲続く4曲目は流石にしんみりしたフォーク・・・と思わせといて、前奏が終わるといきなり曲調が変化します。でもっていきなりファビオさんドスの効いた声で「ラァイド!デェス!サックリファァァイス!」だもんなぁ・・・タイトル通りの実に勇ましい行進曲。歩くスピード、つまりはミドルテンポの異彩を放つ毛色の変わった曲ではあるのですが、実はこのアルバム全10曲中7曲が個性豊かとはいえ大別するとメタルナンバーに分類される作品なもんで、それ以外のジャンルは結構貴重だったりします。場面的には戦士と配下の剣士達が自らと部下を鼓舞するために大合唱している感じでしょうか。サビの♪アリオブザサナダム~ンの語呂の良さ、いいですねぇ。
なお、戦士の手の中にある「輝ける必殺の剣」はもちろんエメソではありませんし、Echoes Of Tragedyの残響がこびり付いた剣ですらないでしょうねぇ・・・あれも多分ハーガーで捕虜になった際失われている可能性大ですからにして。恐らく王様から新たに拝領したそれなりの名剣でしょう。でもエメソと比べるとエクスカリバーとロングソード+2ぐらいの差はあると思いますよ。
ではもう少しだけ話を進めましょう。
・戦場はユニコーン地方とダークランドの間に広がる湿地帯・・・お互いの陣が整いました、いよいよ決戦です。
・戦士の周囲を固める直属の剣士たちは、戦士の(渋々ながらの)了承の下、国王より「いつ如何なる場合でも命を捨てる覚悟で氷の戦士を守る事」という厳命を受けておりましたが、戦士本人も剣士たちに別の命令を課していました。
・敵将ダーガーを見かけたら自分の方に誘導し、なるべく一騎打ちになる状況を作り出せ、というものでした。
・ダーガーとコンタクトを取るには、氷の戦士自身、なるべく前線に立つ必要があります。
・故に戦士は、先陣を切って勢いよく自ら戦火の中に飛び込んでいきました。
・しかしいざ決戦の火蓋が切って落とされると、戦士達は時間が経つにつれ現実の厳しさを思い知らされる事になります・・・
・まず先に言ってしますと、常に切り込み隊長を任されていたダーガーは、この決戦の時ばかりは何故か中段に控え、なかなか前線に出てこなかったのです。
・それ以前にもっと深刻な問題がありました。敵の戦力は皆の想定を遥かに超えていたのです・・・
てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の5曲目にしてタイトルからして嫌な予感しかしない、「When Demons Awake」を予定しております。そして久々に、残虐警報発令。
【真うかつエピソード6321】
前回のあらすじ:
氷の戦士はアルガロードの龍将として思いの外ちゃんとやった。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その32、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より4曲目「The March Of The Swordmaster」のご紹介です。今回は前後編の前編、状況説明をしたいと思います。
・アルガロード城では来るべきダークランド軍との全面戦争に備え軍備を整える一方、具体的な対抗策を練るために、各国の重鎮を集めた作戦会議が開かれておりました。
・しかし現実問題エメラルドソードが敵の手中にある以上、戦力差は明らか・・・誰もが良案を出せずに沈黙するばかりでした。
・口火を切ったのはやはりこの男。
・「あの小僧とは?」と、問われ答える氷の戦士。
・「ダーガーですよ。黒き山の闇将軍・・・」
・その名を聞いて会議場が一瞬どよめきます。
・「成程、ダーガーという男は暗黒王の腹心で、常に切り込み隊長を任されておりますな。奴を倒せば自ずと突破口が開けます!」
・「しかも龍将は一度奴を撃退する、という功績を上げておられます。打ち破りやすい相手と言えましょう」
・・・いやそういう意味で言ったんじゃないんスけど・・・と口から出かかったところで、
・「我らがアイリン姫とアルワルド公はあやつのせいで惨たらしい最期を・・・是非仇を取っていただきたい!」
・・・とアンセロット代表に言われて完全に否定するタイミングを失った戦士でした。
・そう、戦士としては何とかしてダーガーを味方に引き入れられないか?せめて、アクロンを手を切ってもらえないものかと思っていたのです。
・明確な理由などありませんでした。ただ、戦士はアンセロットで噂を耳にした時から、彼に奇妙なシンパシーを感じていたのです。
・暗黒王軍に席を置きながら誇り高き武人の魂を持つ男・・・
・アイリン姫への残虐な仕打ちを目の当たりにした時の反応・・・それは「人として」ごくごく真っ当な反応でした。
・と、ふと冷静になり、この構想は公にしない方がいいんじゃないか?と思い始めた戦士。
・魔法王国の民・・・特にアンセロットの人々のダーガーに対する怒りは相当のものだ、味方に引き入れるなんて言ったら折角一致団結した軍勢の統率にひびが入る。
・それにこの作戦は極秘裏に進めなければならない・・・敵にこの情報が漏れた時点で作戦は頓挫するからだ。
・といったわけで氷の戦士は真意を殆どの関係者には告げませんでした。ハロルド三世や、アレシウスにさえも。
・この会議から一月後、いよいよダークランド軍はアルガロードに向かって侵略を開始します。
・受けて立つ戦士率いる魔法王国の大軍団にもとうとう出立の時が来たのです。
The March Of The Swordmaster #2へ続く。
【真うかつエピソード6318】
前回のあらすじ:
氷の戦士は改めてアクロン討伐の意志を固め、国王からアルガロードの龍将に任命された。
・・・ハイ、というわけでラプソディー・オブ・ファイアの名曲シリーズ、エメラルドソード・サーガの曲紹介通算その31、5thアルバム「Power Of The Dragonflame」より3曲目にして表題曲「Power Of The Dragonflame」のご紹介です。まずは今回のお話から。
・成り行きで大国アルガロードの総将軍になってしまった氷の戦士。
・当初は本人はおろか戦士の性格を熟知しているアレシウスはもちろんの事、任命した王様にすら内心「向いてないよね・・・」と危惧されておりました。
・ましてやアルガロードの王族貴族の中には、外国人、しかも北の蛮族出身の戦士が龍将に就任する事に反発する者も少なからずおりましたが、
・いざ蓋を開けると戦士は、就任挨拶用の見事な檄文をしたため(ポエマーである彼は意外と文才があったのです)、
・アルガロードの都に集結した各国の猛者を相手に城のバルコニーから大演説をブチかまし(この時ばかりは彼のデカい声が大いに役に立ちました)、
・諸侯にてきぱきと指示を出して部隊を割り振る・・・といった事務仕事までそつなくこなしました(主人公補正かな・・・)。
・こうして就任一月後には氷の戦士は誰からも押しも押されぬ大将軍として認められ、アルガロードに集結した一万を軽く超える大軍勢を束ねていきました。
それでは一番の邦訳歌詞のご紹介。
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龍炎の力
奮起せよ、猛き龍よ!
奮起せよ!奮起せよ!奮起せよ!奮起せよ!
猛き龍よ!奮起せよ!
我が瞼に浮かびし暗澹たる古代の英知の遺跡よ
トーラルドの神は隠れ給う、エルノアの詩は消失せり
傷付きし亡骸、今や古代の聖なる石に刻まれり
其は不浄なる戦の惨劇の装飾也
龍の魂が咆哮を上げ、其の時を待ち侘びぬ
奴等の血に依り書かれし
最後の頁は黒き文字もて記され
今や死の影は砂上に横たわれり
大災害を起こせし者共、今、吹き荒れし嵐に挑まんとす
中原のサイクロプスが血の海岸を荒い流さん
大海原のセイレーンよ、傷付きしこの身を癒し給う
我は聖なる颱風を巻き起こさん
風よ!炎よ!大地よ!
静寂の丘より我等は貴公の名を高らかに叫ばん
猛き龍炎の力よ
峰々より来たりし、いと誇り高く勇猛なる
我等が龍将の名を呼ばん
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実はこの曲もKnightrider Of Doomに引き続き、当初は歌詞の内容を勘違いしていた曲です。『龍将』は"dragon lord"の意訳なんですが、とりあえず何の先入観も無しにこれ聴いたら誰だって『龍の王様』って思うじゃん・・・CDジャケには強そうなドラゴンがドカンと描かれてるしさ。だからドラゴン王が山からきて助っ人として参戦してくれるんだろう、これで勝つる!・・・と思ったらその後ちっともドラゴンが出てくる気配は無いという(泣)。おかげでそこそこ早い段階で勘違いに気付けましたが。
それではそろそろ曲紹介に参りましょう。
この曲を最初に聴いた感想としては、2曲目のKnightrider Of Doomが辛気臭い内容(だと当初は思っていた)ということもあり、ようやく戦士が完全復活して王国の猛反撃が始まるんだ!ヤッターーーー!!!ってなものすごい高揚感に包まれましたよ。実際この曲は名曲だらけのこのアルバムの中でも最大のキラーチューンであり、全作品通じてこの曲をラプソディー最高傑作に上げる人も多いというのは頷けます。
でもま後から冷静に聴きなおすと「何かちょっとやりすぎじゃねぇか・・・(^^;」って印象も受けます。まず出だしからして、「レイズ!マイティドーラゴーーン!レイズ!レイズ!」のファビオさん渾身の連続シャウト。どこの藤波辰爾の入場曲だよ、って気がしないでもないです(実際の所藤波の入場曲はマッチョドラゴンとかですが・・・)。Aパートこそやや抑え気味ですがBパートでテンポアップし、サビでは長調に転調し、勇壮な大コーラスとブラスを重ねて大爆発、続く間奏のギターソロではどこぞの国歌を彷彿とさせるリフが流れ・・・という盛れるだけ盛ってみました!といった感じの展開です。行った事無いけどラーメン二郎大盛り全マシってこんな感じなんだろうか。ま、ともかく全47曲の中で最もド派手な曲、というのがオイラの評価です。
ではもう少しだけ話を進めましょう。
・多忙を極める戦士でしたが、その合間に、
アンセロットの防衛隊仲間と再会というちょっと嬉しいイベントもあったりしました。
・しかし、また隊長の下で働かせてください、という彼らの頼みはあっさり却下。後方支援と物資の輸送隊を任じることになります。
・残念がる彼らに対し戦士は、もう俺の周囲の人選は大体決まっちゃったし・・・と笑顔で詫びますが、
・元・砦の副隊長だけは、その表情が人質救出の為に砦を出発した時の、本心を押し殺した作り笑顔に似てるな・・・この方相変わらず無理してるのでは・・・と、内心戦士の身を案じておりました。
てなところで今回は終わりです。次回は5thアルバム「Power Of The Dragonflame」の4曲目「The March Of The Swordmaster #1」を予定しております。
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